食べることに依存
お世話になっております。
以前、先生に発達障害の診断をして頂いた者です。
私の悩みは、食べることに依存しがちなことです。過食症などの診断を受けたわけではないのですが、私にはそういった人の心理がよく分かる気がします。
私は、もともとかなり寂しがりやで、一人で何かを楽しむことが苦手です。また、とても疲れやすく、仕事は短時間なのですが、それでも夜になるとくたびれてしまいます。
はたから見たら当たり前のことでも、自分にとっては日常生活を送るだけでやっと、という感じの毎日です。
そして、仕事の日、休日問わず、暇な時間があっても無気力で何も手につかない状態なことが多く、ただただ寂しい気持ち、不安な気持ちになります。
そんな時に、ひたすら甘いものを食べたり、家に食べ物はあるのにスーパーに行ってお菓子を買って、食べ続けてしまいます。
仕事や家事をするとすぐに疲れてしまうので人並みに忙しくも出来ないくせに、
暇な時間があるのが怖い、何も考えたくない、何もしたいと思えない、という自分のわがままというか、矛盾に苦しんでいます。
他のことで紛らわそうと本やゲームに手を出してみても、虚しい、寂しいという気持ちが強く出てきてしまい、楽しめません。食べているときだけは、そういういやな気持ちが和らぎます。
寂しがりやな一方で、人の目を気にしすぎるので人付き合いが苦手で、恐怖感などのストレスに耐えられなくなり、人間関係も続きません。なので孤独です。
この状態を改善するために出来ることは何かありますでしょうか。
こんにちは、先日は受診ありがとうございます。
診察の時にも説明しましたが、発達障害の患者さんは
脳内のドーパミン活性が低いですので、
疲れやすい、無気力などの症状を認めます。
ドーパミンは疲労以外にも気温や気圧の影響も受けますので、
天気が悪い日は調子が悪いという方が非常に多いです。
このドーパミンを増やす為に、ストラテラ、コンサータなどの
抗ADHD薬が有効です。
薬以外では、運動する 日光に当たる、何かに興味を持つと良いですよ。
又発達障害の患者さんには、嫌な記憶を消せないという症状もあり、
時に思考の多動から、フラッシュバックなども起こします。
それに対しては、現実逃避が非常に有効です。
食べることに依存するのも非常に良い事と思いますよ。
気にせずどんどん食べてみてはどうですか?
もし、肥満や糖尿病などが気になるのであれば、
その分運動するとドーパミンも上がり、
一石二鳥ですね。
食べる事以外では、仕事や恋人、趣味 スポーツに没頭して、
忙しくするのも良いと思います。
虚しい寂しいというのは、そうじゃない人と比較することで、
芽生える感情ですので、あまり周りを気にせず、
自己満足を追求してください。
深い人間関係を築きたいのであれば、
まずは自分の性格を他人に説明し、曝け出さないと、
難しいですよ。
よろしければ又、相談にいらして下さい。