振返って・・・こんな投稿もしたのだなあ
✱ラスト橋蔵さまの穏やかな顔が救い✱ #2017.7.31
大型の台風 が向きを変え、日本に向ってやってくるようです。
7月最後の東映チャンネル橋蔵さま放送作品は「炎の城」でした。
リアルタイムで4回見ましたが、見終った後、頭の中が混乱?状態になってしまいます。
領地の民衆の一揆と復讐劇が重くのしかかってくるのと、正人の正気と狂気とのお付き合いで、苦しいものがありました。暫く?はこの作品からは遠ざかると思います。
同じ時撮影の「海賊八幡船」と続いての異色作品「炎の城」、橋蔵さまもこういう役も・・と期待を持って制作したものですから、ファンとして受け入れは出来ます。
当時「海賊八幡船」もファンの間でも男っぽく見せるための化粧がどうのと賛否両論でしたが、私はこちらは娯楽としての要素が多いし、橋蔵さまのニヒルさもあり大好きです。
「炎の城」の目のラインは「八幡船」と同じような化粧でしたね。ただ、雑誌で見ていると作品のように汚くはないのです。ということは、作品自体が暗く撮っているので、衣装ももどちらかというと派手さがあり特注で良いものを着ているのですが、それを押し殺し、橋蔵さまも目立たなくするような群衆的時代劇作品でした。
つまらないでは、つまりませんので・・・・・ クライマックスに、外へ出てきた正人に数十本の矢が飛んできますね。(右上の画像)
小道具さんの苦心の特殊撮影でした。
橋蔵さまの身体に直角にピアノ線をはり、その線に矢を通して数メートル離れたところから矢を射るのです。矢はピアノ線にそって狙いどおりに、橋蔵さまの胸にぐさりと突き刺さるのです。あっ、それでは橋蔵さまが怪我してしまう。そのため、橋蔵さまの身体には、ちゃんとショック止めがついているので、どんな矢が突き刺さっても大丈夫ということでした。それにしても、失敗ということもありますからね。何事もなく無事終えてよかったです。
敵は討ったが正人は怪我もしているし、天守閣に取り残され、炎上する城が長々と映しだされ、これで正人と可哀想に死んでしまったのだ、と当時映画を見ていた人はそう思ったでしょう。ところが、暫くすると、焼け跡が映りそこに助けられた正人の姿があった時は、ホッとしたでしょう。そして、橋蔵さまのあの表情が見られてうれしかったでしょう。
やっと橋蔵さまだと思うところは、城から助けられ待っていた民衆に向かえられるところで、あの優しく穏やかになった表情が見られたことは、よかったよかった。(左上と下の画像)
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