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スレッドNo.130

振返って・・・こんな投稿もしたのだなあ

✱仙太郎のようなやくざは橋蔵さまの良さが引きたつ✱ #2018.3.26

明日は今月最後の放送になる「大勝負」があります。
「大勝負」はやくざが十手を持ち好き勝手なことをする関八州のご正道を正すため、やくざの喧嘩、代官と勘定奉行、隠密、蜜偵とがうごめくという、ストーリー的には重く深刻な面があるように思えるのですが、蛸十郎と仙太郎に”もぐら”と”らっきょう”というあだ名をつけ、対立する二組のやくざの用心棒にそれぞれが付き、旅役者の女座長市村花之丞が隠密として双方のやくざの親分を操ると言う、ドタバタ的なものがこの作品を面白くしている感じがしてきます。この映画は大川橋蔵主演の映画でしょう。
ここでの高千穂ひづるさんはいいですね。こういう感じで橋蔵さまともう少し共演して欲しかった。「任侠清水港」では橋蔵さまが若く見えすぎしっくりこなかったし、「新吾番外勝負」も高千穂さんが、非常に年上に見えて橋蔵さまが恋する相手としては役柄的に好きになれないところがありましたが、「大勝負」では、蛸十郎と仙太郎、そして二組のやくざの親分を手玉に取るという、このストーリーの要として、とてもいい感じに見えます。
この作品で橋蔵さまは、侍の家に育ったのだが訳あってやくざに身を落しているという役で、ニヒルさも見られますが、私は、仙太郎のとぼけた表情、やくざになりきれていないやさしさが覗く表情、そして満面笑みの表情が好きです。(橋蔵さまお顔が少しふくよかに見える時とすっきり見える時とがこの「大勝負」と次の「主水之介三番勝負」でありますね。)
集団時代劇ではあるが、「大勝負」はどちらかと言えば明るく描かれているので救われはします。

👆(画像の上をクリックすると画面の違うところで見ることが出来ます)

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