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スレッドNo.141

振返って・・・こんな投稿もしたのだなあ

✱ ある時のスタジオ日記より✱ #2018.7.27

橋蔵さまのスタジオ日記より、今回は「大江戸七人衆」の撮影が終わる頃からの数日を掲載します。
(いつものように、私なりの解釈と要約とニュアンスで書いていますので、その点ご了承願います)

×月×日・・今日のセットは午後3時開始。「大江戸七人衆」もそろそろ終わりに近づいた。今日は、市川右太衛門先生、大友柳太朗先生、東千代之介さん、伏見扇太郎さん、尾上鯉之助さんたちとそれにぼく。
賑やかな顔合わせだ。とくに今日感ずることは、さすがに市川右太衛門先生は貫禄があって立派ということだ。大友先輩にしても然り。ぼくにもう少し肉がついたらなあと思う。太らないのは体質なのだろうか。

×月×日・・セット撮影、昨日の続き。5時定時に終了。
次回作品の打合せを沢島忠監督と行う。オリジナルでぼくの変化式のものと決まる。「いいものを書きますよ」と沢島監督が言ってくれる。
ひばりちゃんとの「花笠若衆」もあり忙しくなりそうだ。
錦ちゃんの「風と女と旅鴉」を大宮東映で見る。錦ちゃんは実にうまい。
汚れ役のものだが、これまでの時代劇とは違ったリアルな面白い写真である。
三国連太郎さんも出ている。味のある俳優さんだ。

×月×日・・いよいよ「大江戸七人衆」もクランク・アップが近づいてきた。あと2日ばかりで終わりそう。メーキャップの林さんが苦心してくれた「七人衆」のかつらは、なかなかいい。もう終わりかと思うと、このかつらと馴染んで来た今日までの20日間が懐かしい。役でもそうで、いよいよお別れかと思うと、愛着がわくから楽しい。子供を持った経験はないが、きっと子供に別れるような気分と同じだと思う。

×月×日・・セット入りは正午。今日は夜間撮影となった。夕食時に、沢島監督と次回作品の打合せを行う。最初の予定と本が違ってきそうだとの話。
ぼくは町人が主人公のものを希望したが、会社の意見で、侍が主人公のものと決まる。

×月×日・・セット開始は10時。今日は芝居小屋の大チャンバラ・シーンだ。第一セットいっぱいに建てられた芝居小屋の中で、大友先輩、千代ちゃん、扇ちゃん、ぼくたちが大暴れするというのだから大変。映画だから出来るので、セットの出演人員は100人にも及ぼうか。特にこの日ファンの見学者多く、セットの中は人いきれで暑い。ふと二階を見ると雑誌社キャメラマンが望遠レンズでぼくを狙っていた。「ドロボー」ぼくの叫びだ。
キャメラマンもびっくりしたらしく愉快であった。(ぼくを黙って盗み撮りするなんて・・??というところですね・・橋蔵さま。キャメラマンもカメラを意識していない素敵な橋蔵さまをファンに見ていただきたいと苦心していたんですね)

👆(画像の上をクリックすると画面の違うところで見ることが出来ます)

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