振返って・・・こんな投稿もしたのだなあ
✱ 暑い8月、イベント、映画もあついものが✱ #2018.8.12
日本の夏休み・お盆休みの始まりです。行先が大混雑といえども人は行かねばならないのですから大変ですね。
8月の京都は、普通でもうだるような暑さですが、今年は平均38℃の猛暑でした。その京都には夜に楽しめるイベントが多くありますので、時間の許す方はゆっくり楽しむことができるのではないでしょうか。昼間とは違う京都、今まで知らない京都を肌で感じることも良いことでしょう。夏の終わりを京都で過ごす、そんな気分を味わえるようになりたいものです。
という私は、この年にしてまだ仕事に追われ貧乏暇なし。ゆっくりと自分の自由時間が取れる生活は遅れそうにもありません。若かりし時に歩きまわった、橋蔵さまがご存命だったころの京都が懐かしく思われます・・・
京都の夏の夜のイベントも終わりに近づいていますね。沢山のイベントの中、最大は「五山の送り火」になりますかしら。
私は、「下鴨神社の糺の森の光の祭」が好きです。夏の宵に色々な光で映し出される建物や木々、何処かに迷い込んだようで、一瞬この世を忘れてしまうようです。
舞殿のところに来た時、舞っているあの菊次さんに会えるかもしれませんよ。そして阿倍保名も舞い降りているかもしれません。見えるか見えないかはあなた次第というところ・・・にしましょうか。 (画像)
画像のように、夜の光の中に現われてくれたら最高ですね。
そんな中、「五山の送り火」が終わった次の日の8/17~8/23まで関西の方では、「壮烈新選組・幕末の動乱」が大阪の新世界東映にて上映、コンチキチンの音が響く「幕末の動乱」・・・夏らしいです。
夏といえば、京都文化博物館で毎年7月の祇園祭の2日間だけ密かに上映されるという珍しい大作、中村錦之助主演「祇園祭」があります。年月と製作費が多分にかかり東映が打ち切ったという話があります。7年も費やしての作品、一般公開出来ないのはもったいないような気もしますが、この作品の魅力を熟成し続ける要因ともなっているようです。祇園祭の復興を描いているようですが、この映画を見ると、この先今の祇園祭でよいのかと考えさせられるようです。
京都文化博物館で、7月の限られた日にしか見ることが出来ない作品「祇園祭」・・大切に京都の人達が守っているこういう映画もあるのですね。
その「京都文化博物館」にて8/15と8/18に「恋や恋なすな恋」が上映されます。
京都博物館が所有していますから、ここでの上映はよくされています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・そして、東映ビデオ(株)から下記のニュースが7/18に配信されています。
第75回ヴェニス国際映画祭ヴェニス・クラシックス部門にて、内田吐夢監督・大川橋蔵主演の『恋や恋なすな恋』(1962年公開)デジタルリマスター版のワールドプレミアが決定!
浄瑠璃・歌舞伎の不屈の名作「蘆屋道満大内鑑」と歌舞伎舞踊「保名狂乱」を題材に巨匠・内田吐夢が監督した豪華絵巻。歌舞伎出身の大川橋蔵は本作品に意欲を燃やし、松竹から招かれた嵯峨三智子も妖艶な美しさを見せつけます。明朗な時代活劇のイメージの強い東映ですが、春の野辺で「保名狂乱」を舞う橋蔵の幻想的なシーンや歌舞伎の舞台セットを使用したシーンのほか、アニメーションを取り入れたりと、非常に芸術性・実験性の高い映画となっています。・・・・・・・・・・・・
古い映画フィルムを最新の電子機器でデジタル化し、汚れ・傷を取り、色の補正や音質の調整などをする作業をし、新しいデータから複製したものを、世界で最初に公式に上映する試写会 が決まったということですね。
dvdの発売、映画館だけでなくテレビでの放送も期待したいです。
「ヴェネツィア国際映画祭」はイタリアで8/29~9/8開催.
ヴェネツィア国際映画祭と京都映画(京都で作った映画)は古くから深い関係にあるようです。ベネツィア国際映画祭のトップの人達を招いて京都文化博物館が講演会を開催し、入賞した作品を見ながらの講演会を開催したりしています。
1951年に黒澤の「羅生門」が最高の栄誉である金獅子賞を受け、その後溝口健二監督の「雨月物語」「山椒大夫」が2年連続で銀獅子賞を受けるなど、京都の映画が次々と受賞したことがあるのです。
1932年に始まったヴェネツィア国際映画祭と日本映画の関係は、戦前、第6回の『五人の斥候兵』の受賞に始まり、戦後、黒沢明の『羅生門』の受賞、そして、溝口監督作品「才覚一台女」「雨月物語」「山椒太夫」と3年連続受賞、その後も常に豊かな交流を保ってきました。ベネツィア国際映画祭のトップの人達を招いて京都文化博物館が講演会を開催し、京都映画の受賞作品を上映するという事をしています。
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