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スレッドNo.152

振返って・・・こんな投稿もしたのだなあ

✱アルファベットでのもの知り手帖」から③✱ #2019.3.3

東京の現在は昨日とうって変わって冷たい雨が降っています。夕方からは本格的な雨になりそうです。
🎎 ひな祭りの日ですが、皆様はどのように過ごしていらっしゃろいますか。
東京マラソンが行われている最中です。普通は2月の最終日曜日なのだけれど今回は流れから3月第一日曜日になっています。それにしても3万8千人、みんなすごいなあ。
オリンピック期待の大迫選手は29キロで途中棄権、何が起こるかわかりません。これからは一般市民ランナーが走っている様子を映して行きますので、チャンネルを変えて・・CSも?仕方ない、十津川警部をBGM代わりにかけて・・。
私は、いつものように橋蔵さまの整理、今日は”鮮血の人魚”の雑誌整理に入っています。 別冊本は、皆さんにお伝えしたい記事が沢山あるので大変だ・・・でも、ブログにおいでくださる人がいらっしゃる間は頑張りますよ。

では、続きのアルファベットでのもの知り手帖」からになります。

P.ペットは東京のお家で飼っている2匹のスピッツです。母犬がバンビ、子犬がチコといいます。純白のペットは、橋蔵さんの純情無垢な動物の可愛がりようにふさわしいもので、東京のお家のサンルームでスピッツを相手に戯れている所は、まことに微笑ましい光景といえましょう。京都のお宿にはファンからのプレゼントのマスコットが、寝起きする橋蔵さんをやさしく見つめています。

Q(.質問)
癖は?  考え事をしている時や困ったことがある時爪を噛む癖があります。
好きな洋服の色は?  グリーンか紺です
どんな人にあってみたいですか?  外国スターではソフィア・ローレン、
それに無理でしょうが亡くなった父(六代目尾上菊五郎丈)
行ってみたい外国は?  ハワイです、フラダンスをやったり泳いでゆっくり数日過ごしてみたいと思います

R.ラジオの番組は歌謡曲、テレビの番組は舞台中継と、お好きなダイアルはだいたい決まっています。布団にもぐり込んで枕もとのラジオのダイアルを、歌謡曲を探しながら廻すひとときは「これで今日も無事に終わった」という安心感で最もたのしいひとときだそうです。昼間、ラジオを聴いたりテレビを見たりすることはあまりないそうですが、ロケーションに行く時は、自動車のラジオのダイアルを音楽の方に廻してもらうのが普通です。また、ラジオに出るのも好きで、今までにもひばりちゃんと一緒に放送劇に出たこともあり、セリフの勉強にもなるので、時間的な余裕さえあれば、出来るだけラジオ放送には出たいと思ってはいるそうです。

S.寸法帖。身長五尺六寸三分、体重十文貫、足袋の文数十六半・・・等々。

T.東京のお家は、・・・六代目菊五郎丈の未亡人や義兄の尾上九朗衛門さんたちが住んでいらっしゃいます。たまの休みも、後援会の会合や、地方の映画館の御挨拶で忙しく、お家にはめったに帰れませんが、橋蔵さんにとって最も居心地がいいお家だそうです。京都のお住いは・・吉乃旅館の一部屋です。不自由な旅館住いで東京のお家を懐かしがるのは無理もありませんが、この不自由さをしのんで橋蔵さんは頑張っているのです。

U.運動神経は発達している方で、映画入り前は、菊五郎劇団の若手俳優さん達で結成している野球チームに所属しており、大いに野球ぶりを発揮していましたが、この頃は忙しくなったので、野球ともご無沙汰です。ゴルフも身体を使う意味で、映画界入りの前からやっていらっしゃったそうですが、どちらかといえば、野球の方が好きなようです。

V.ビレッジ(村のこと)。もともと東京に生まれて東京で育ったので、いわゆる村の生活などは経験したことはないが、よくロケーションなどで、京都のまわりの田畑のある村落などに出かけると、こういう静かな生活をしてみたいと思う事があるそうです。「気候のよい太平洋の一孤島を借りて、気の合った者同士で一つの村落を作ってのんびりと生活してみたいなァ、魚を釣ったり、川で泳いだりして・・」と夢のような事を時々考えるようですが、忙しい毎日に、こういう想像をするのも楽しいことだとつぶやきます。

W.若さま侍捕物帖は大川橋蔵さんお得意のシリーズもの、長谷川一夫さんの「銭形平次」、高田浩吉さんの「黒門町の伝七」、片岡千恵蔵さんの「遠山金四郎」、市川右太右衛門さんの「旗本退屈男」・・と、時代劇の第スターたちはそれぞれ十八番の当たり役をもっていますが、デビュー直後の橋蔵さんも、31年2月公開された「地獄の皿屋敷」と「べらんめえ活人剣」で、シリーズ作品のスターとをきりました。今回の「鮮血の人魚」で6本目を数え、このシリーズ初めての天然色ワイド作品となったのですが、粋で鯔背で気っぷのよい若さまの推理と剣の冴えは、ますます多くのファンを魅了していくでしょう。・・・
ファンにとって一つの知りたいことといえば、若さま侍には名前がないことです。これはスタートした時から名前がなく、「若さま」という呼び名だけだったので、城先生も、これからは名前のないままにストーリーを書いていくとおっしゃっています。恋人おいとと、船宿喜仙、それに、眼もさめるような正義の剣一文字竜正眼崩しはファンの皆さんすでにご存知のはずです。

X.(Xとは未知数を表します)橋蔵さんの将来はXです。何故って、まだ2年に満たない映画生活なのですから・・。初めて映画に出た時は「一本だけやってみよう」という気持から出たのですが、「もう一本だけ」というわけで次回作に出、そして「おしどり囃子」の成功で、映画スターに一生をかけようという気になったのですが、大当たりの若さまで天下のファンを熱狂させ、むずかしいヤクザものは「喧嘩道中」で見事にやり了せ、一応、橋蔵さんの時代劇スターへの第一期は成功に終わりました。これからが問題だといえましょう。
東映には、中村錦之助さん、東千代之介さん、伏見扇太郎さん、尾上鯉之助さんといったライバルがおり、他社にも、時代劇の王座を狙う多士済々のスターがおります。・・・橋蔵さんのXを輝けるものにするのには、ファンの熱心な支援によるものといえるのです。

Y.友人は美空ひばりさんを第一に押さなければなりません。デビュー当時からお互いに「トミー」「マミー」と呼び合った仲で、その仲の良さは、ファンの皆さんもよくご存知のはず。
その他、歌舞伎時代から、市川雷蔵さんや中村錦之助さんとも仲が良かったということです。それに明るい性格の橋蔵さんの事ですから、東映撮影所で働く全部のスタッフの人達やスターの皆さんと、あらゆる意味での友達となっています。

Z.大川橋蔵さんの「AからZまで」もこれで終りです。「さて、私のトミーにまだ何か聞きたいことがあったわ?」とおっしゃる方は、是非近代映画編集部宛てにお手紙ください。あなたに代わって橋蔵さんに質問し、次の機会にそのお答えをのせることにいたしましょう。
(おわり)

今は、情報過多で皆様ご存知のことが多いですが、当時スターを知るには、大方の人は雑誌からしか情報を得られなかった時代です。その雑誌も小、中、髙生にでは全部買うことは無理だったと思います。
そう思うと、今橋蔵さまのことを何でも知っているかのように、見てきたかのように話す人たちの中に、どれだけスターとしての橋蔵さまを真に語れる人がいるでしょうか。みんな受け売りで話しているのが多いということを、念頭において発言して欲しいものだと思います

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