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スレッドNo.165

振返って・・・こんな投稿もしたのだなあ

✱歌と笛の音にのせての”せつなさ”✱ #2019.6.30

「ふり袖太平記」作品の配役は一番目で主演に美空ひばり、最後に準主演で大川橋蔵。ポスターはどれにも、大川橋蔵が主運のようになっています。
「ふり袖太平記」のときには、ひばりさん主演と橋蔵さま主演のポスターが刷られています。こんなことがあったようですね。橋蔵さまの人気があがり、ひばりさんで観客動員するよりも考えた東映宣伝部が、橋蔵さまに主演で出していいか、と打診したところ橋蔵さまもOKを出したような。
それがひばりさん側から、誰のおかげで・・・ということで東映側にクレームがあったようで、とりあえず東京方面と関西方面でそれぞれの主演のポスターを貼ろうとしたのですが、あるすじから耳に入り、結局はひばりさん主演でおさまったということがあったような・・・。
思惑の歯車が少しずつ狂い始めたとき、まわりの状況が思いもよらぬことを誘うものです。

この作品にも好きなシーンはいくつかあるのですが、その中でもいつも私の心に響きジーンと胸打つシーンは何気ないところ・・・
裏の川原から百合姫の吹く笛の音と、畷之介が吹く笛の音が呼び合います。
このシーン歌につられ見ていますが、とっても心に響くのです。
 ♫ 風に流れて ゆく笛の音は 遠く山越え 川を越え
  縋りたいような 今宵の思い 知っているのは 知っているのは 月ばかり ♫
畷之介の笛を吹くこのシーンは、「笛吹若武者」以来のものですが、この作品では畷之介の笛を吹いている光景は凛々しい中に、何となく哀愁が漂い、その姿にひき込まれていってしまいます。このシーンの前に二人が手を取りあってお互いを確かめ合うところがありますが、私は何気なくひばりさんの歌にのせてのこちらのシーンに心を動かされます。このときの畷之介の表情も好き。
「笛がお上手ですね」、「いやぁ、姫こそ美しい歌声」
「この笛を吹きながら月を見ていると、阿蘇の山に囲まれた、菊池の城を思い出すのです」
「私も、この扇を見るたびに、戸隠の父が恋しくて、明智の城で泣きました」
「気丈な姫が泣かれたか」
📌(余分なことながら、橋蔵さまは笛はお手のもの、笛を押える指の動きのしなやかさが良いですね。)

👆(画像の上をクリックすると画面の違うところで見ることが出来ます)

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