振返って・・・こんな投稿もしたのだなあ
✱素敵なまま生き続けているわ✱ #2020.4.4
東京ではめったにない東映時代劇の上映を楽しみにしていた方、 「東映ビッグ・スタア大行進痛快!時代劇まつり」も新型コロナウィルス感染拡大防止のため、映画館も4/5~4/18まで臨時休館になりました。情勢によっては期間延の延長もあります。
ただ、休館中の上映作品については振替上映を予定しているようですから、ガッカリせずに待ってみてください。
都市開発、地域開発と時代のニーズに合わせどんどん変わって行きます。日本情緒ある建物や景色がなくなりつつあります。文化もそうですね。
私たちの娯楽であるテレビ放送も、何処を、どの層をターゲットにしているのか? 冷静な目でみても考えてしまいます。何しろ面白くないの、芸能人でいればよい思いが出来るという感覚の人達が多すぎる。それを良いと思ってキャーキャー言っている人たちもどんな感覚を身につけているのか首をかしげてしまいます。そういう具合で、日本を知る時代劇を作ることもできなくなっているし、歌舞伎界も技量で話題になるのではなくなっている。
私が若い頃活躍していた人たちは、やっぱり皆さん大したものでしたね。
その中の一人、橋蔵さまも努力を惜しまず、時代劇ファン、橋蔵ファンを如何に満足させることが出来るかを研究し続けた人生だったと思います。歌舞伎界、映画界、テレビ界、また舞踊界と特別公演と銘打った演劇に、人気を落とすことなく活躍し続けて来たのです。
「銭形平次」終了で一旦休養し、次はどんなものをと期待していた時代劇ファンは多かったと思います。しかし、病に勝つことは出来ず、あのにこやかな笑みを浮かべた最終回の「平次」と共に姿を消してしまいました。
ですから、大川橋蔵ファンには、橋蔵さまは今もこの世に若い素敵なまま生き続けていると思います。
「花笠若衆」は吉三が夢に見る新婚旅行のシーンがあるから、ファンとしてはうれしいところですね。でも、道中時流れる挿入曲「花笠道中」を聞いていると分かるように、吉三の夢は夢で終り実現しかないことがわかります。吉三の思いは届かず、又之丞は千代姫が現われたとき走っていって逢いたかったと言う・・・吉三の気持ちが見ている側にも伝わってきます。
「黒の盗賊」二役ですから、お互いにすり替わったり、周りの人たちの面白さがあり、退屈はしない作品です。ただ、作品を見て内容を理解してしまうと、役柄としての橋蔵さまにはあまり魅力を感じない私がいます。
(花笠若衆からの画像です。1番目と2番目の画像は作品の中でスッーと動いているところのため、処理をしていますがはっきりとは出来ませんでした)
👆(画像の上をクリックすると画面の違うところで見ることが出来ます)