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スレッドNo.189

振返って・・・こんな投稿もしたのだなあ

✱9月作品放送スケジュール✱ #2020.8.19

「御金蔵破り」は、石井監督の初の時代劇でフランス映画『地下室のメロディー』をイメージする演出は面白いサスペンス時代劇となっています。東映ではポルノとアクション映画を量産した監督だけあって、この作品にも石井監督らしい作風が見え、この時代の東映の時代劇の路線もはっきりと見えてきています。脇をかためているのは、丹波哲郎、杉浦直樹、今井健二、待田京介、安部徹という東映ヤクザ路線のベテラン面々です。このような中での、半次という役柄に橋蔵さまの持ち味が十分に生かされていないと言えるかもしれません。
当時話題の二人のラブシーン場面、なるほどここまでラブシーンを入れて来たのも監督の得意とするところ、会社側のスキャンダルを利用しての観客動員も狙ったものでしょうが、憧れの橋蔵さまのイメージは砕かれ、時代劇のラブシーンとしては異様に長すぎて、ある意味での美がなく半減してしまいます。
「主水之介三番勝負」は殺陣がみごたえがありますね。筋的には印象はあまり残らないほうかしら。
その点、お決まりの展開なのですが、何回見ても、任侠やくざものオールスター作品は痛快そのもの、東映時代劇ここにありというところでしょう。

画像は「御金蔵破り」のラストシーンより3枚掲載してみました。
👆(画像の上をクリックすると画面の違うところで見ることが出来ます)

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