振返って・・・こんな投稿もしたのだなあ
✱この時期ですが・・本格東映時代劇✱ #2020.12.19
テレビの方では、時代劇専門チャンネルは今月~来年3月まで「中村錦之助劇場」で、チャンネル初の作品が毎月一本放送になります。そのうちの2月は「「新諸国物語 七つの誓い 黒水仙の巻」です。
この作品は今月東映チャンネルが放送中ですね。
同じ作品が続きますが、テレビ関係、映画関係も、現代の人々に、俳優たちのものとして残していきたいと考えているところはある意味で同じということなのかもしれません。
「赤穂浪士(196)」は、忠臣蔵ものとしては残されていく作品でしょう。橋蔵ファンの心理からいえば、この作品本当は内匠頭が何故そのようにまでなったのか、という成り行きがもう少し描かれていたら、と思うのですが、それは欲ばりかもしれません。この作品で描かれている内匠頭の場面は、歌舞伎調であるからこそ、橋蔵さまの持ち味が見事に描かれ、少ない出番でも感動を与えたのだと思います。
目の動きで心理を見せる・・・これは橋蔵さまお手のもの。渡り廊下での別れのシーンもよいですが、私は、歌舞伎調で訴えるこの場面の表情と目の動きに牽き付けられます。
多門伝八郎が「一時の乱心による所業と思うが(画像上段左)・・・」そうだろうというように促し、念を押すように目でうったえます(画像上段右)が、内匠頭は「乱心として・・」と心遣いに感謝するが、「内匠頭が吉良殿を斬った意趣が立ちませぬ(画像下段)・・・」
1959年の岡野金右衛門の橋蔵さま、若いからきれいですね。絵になります。
オールスター映画になれてきましたけれど、まだ十分でないところが見えます。お芝居的な動きがちょくちょく見えています。
1959年1月の「忠臣蔵」以降、橋蔵さまの演技力も変わってきていますね。
オールスターものに出ることは、人気のバロメーターでもありますが、俳優のスキルアップを図るのにいいことなのですね。
もう一作品、橋蔵さまの違った役柄での忠臣蔵が見たかったと思います。
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