母への思慕 #2016.3.31
「美男の顔役」・⑦
おもんを迎えての宴が開かれています。
つかれている様子を見て
市之丞「ご母堂様には、慣れぬ旅路でお疲れとお見受けいたします」
おもん、肩を揉もうとする市之丞に、もったいないと。
市之丞「何を仰せられます、主人の母上は家来一堂にとっても、失礼ながら母上。ご遠慮には及びません」
おもん「あんたはん、なかなかお上手でんな」
市之丞「はぁ、幼少の頃、よく母の肩を」(①の画像)
おもんの、お袋さんはまだ元気でいるのか、という問いに市之丞「・・・・・・」
おもん「あっ、いはらいませんのけ」ここで市之丞の表情が・・・(➁の画像)
「これは悪いことを聞きましたなぁ、堪忍しておくんなはれよ」
🐦(肩を揉みながら市之丞が瞼の母を思い出している心理描写が描かれていきます。)
肩を揉んでいる市之丞の気持ちがおもんにも伝わっているような・・。
お礼にとおもんが直次郎と国の踊りを踊っている様子を、
愛おしげに見つめている市之丞。(③の画像)
✐(バックには直次郎が唄う子守唄が流れています。)
📷 肩もみのシーン
おもん役の浪花千栄子さん大感激・・人気最高の橋蔵さまに揉んでもらうので「有難いことです」と喜んでいたそうです。
橋蔵さまは「なんのなんの、そんなに喜んでもらえるのだったら余計に揉みがいがあります」と
器用な手つきで大サービスを。橋蔵さまの肩の揉み方上手だったようです。
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