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スレッドNo.271

「バラケツ勝負」・・②  #2016.5.31

♧任侠道、つまりやくざの掟とは
久雄は、木下組の子分に呼び出される。
その直後、集団の殴り込みがあり仲間達が痛めつけられる。
久雄を頼ってやってきた秋月京太郎がちょうどやって来て集団をやっつける。

久雄も別なところで木下組のものに囲まれる・・3日のうちに今のところを立ち退けという。
大月屋が大家田川の言う通りにしない限りは、立ち退きはしないとやり込め、木下組の親分のところへ案内させる。

久雄の前に木下鹿造が現れた。
木下「俺が木下や。うちの若いもんを、えらい可愛がってくれたそうやな」」
久雄「その話は後にしてんか。折り入ってな、あんたに聞きたいことがあるんやがな」
「言うてみい」木下鹿造が座る。
久雄「任侠道、つまりやくざの道の掟とは」
木下「分かりきったこっちゃ。第一に堅気の衆にご迷惑をかけんこと、第二に弱い者いじめをせんとや」
久雄「それやったら、今夜あんたがやったこと、あれは一体何ではんねん」
木下「何だんねとは何や、田川というやつは一銭でも余計に立退料を取ろうとしやがるし、また、お前らその尻馬に乗りやがって」
久雄「それは誤解や。あんた大月屋の口車に乗せられてまんねん」
木下「何やて」
久雄「まぁ、聞いとくなはれ、田川さんご夫婦は大月屋の先代の頃からあの家に住んで、恩給だけで細々と暮らしてました。ところが、5か月ほど前に奥さんが大病にかかって、その治療のために心ならずも家賃を滞納したんだ。すると大月屋は、その抵当として家財道具一切を引き上げてしもうて、またその上に・・」
🐦(この台詞長いので省略しようと思ったのですが、まず第一のカギになりますのでそのまま書きました。ここまでの映画の筋からは全然見えてきません。久雄がいきさつを話すことで省略されているようです。ああ、そういう事なの、とここで分かるのです。飛び過ぎです。)

木下は久雄たちが大月屋に嫌がらせをしているのだろうと。
木下「他に言うことないのんか」
久雄「それは、あんたさん次第ではおまへんか。あんたの方に聞く気がなかったら、馬の耳に念仏やろし、まぁ、木下組はごろつきどもの集団ということになりまっしゃろな」
木下「なに、ごろつき」
久雄「そや、ごろつきや。ごろつきとかくすぶりちゅうやつはな、表に任侠道の旗を掲げやがって、裏で何さらしてけつかるかわかるかい」
木下「ぬかしやがったな、若造」
木下日本刀を久雄の顔の前に抜く。
木下「見てみい」
久雄、じっと睨みつけ
久雄「切れまっか、親分。(①の画像) 斬れるもんなら斬ってもらいまひょ」(➁の画像)
暫くじっと久雄の目を見ていた木下親分、日本刀をしまい、
木下「われ、いいど根性やな。ぶそんちぅのは本名か」
久雄「本名や。音で読んでぶそん、訓で読んだら武村や」
木下「武村?」
久雄「そうや」
木下「ほんなら、あんた、刑事の武村はんの息子はんと違うか」
久雄の顔色が少し変わる。(③の画像)
久雄「冗談言うたらあかんで、息子がバラケツやったら、親の刑事が黙ってまへんやろ。俺はそんな身分のものやあらへん」
木下「なるほどなぁ、あんたは度胸もあるし、頭もええ。30円ある、これもってお帰り」

久雄が客人かかえて大変だろうという木下の気持ちを、「有難いが断る」という久雄。
「ぼん」と木下は久雄に向って言う。
木下親分がすることはこの件から手を引くことだ、と言って帰って行く久雄。
🐦(ここの場面いいところです。そして日本刀を突きつける木下と久雄の場面は、見ているこちらに緊迫感が伝わってきます。橋蔵さまやはりきりっと決まります。本格的な任侠映画であったらよかったかもしれませんね。)

木下は武村刑事に恩があった。そして、手間賃ともらった金を大月屋に義理をかいてすまないと言って返してくるようにいう。
(ここで、大月屋というあくどい金貸しが関わっていることが分かりました。)

久雄がずっと好きだった妙子は心配で後をつけて来て、木下組を出た久雄と帰り道に・・そして二人は一緒に朝を迎えることになるのです。
🐧(ここの場面、二人の感情を表すのはよく分かるのですけれど、橋蔵さまにこういうキスシーンは合わない・・・と思うのですが・・いかが。作品がバラケツですから仕方はないのですが、この表現しかなかったのかなと考えてしまいます。もう少し品位というものを考慮しても良かったのではないかな。ファンはここまでのキス・シーンは見たくないし、要求もしていなかったのでは。)

👆(下記URLをクリックすると画像にリンクします)
https://sugi-nami.blog.jp/archives/14803121.html

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