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スレッドNo.280

「おしどり囃子」・・・⑤  #2016.7.18

🌷あたしたち二度と離れないのよ
菊次とおたねは京都に入ります。
志賀近江之が訪ねて行った二人を待っていたと言う。菊次が姿を現すのを今日か明日かと待っていた。菊次にさっそく引き合わせたい人がいる。
菊次おたねが連れていかれた別室には、師匠の総右衛門が待っていた。
菊次、こらえが聞かなく「師匠、・・・・・面目ない・・」
師匠「苦労したなぁ」
菊次「へっ・・」
師匠「でも、おたねさんに会えたのはよかったよ」
菊次「はい・・」
師匠「事情は聞いただろうな」
菊次「へっ・・」

能美三之丞の冤罪を申し立て大目付に訴えたところ取り上げてくれた。
菊次「えっ、しかし、大庭は健在、上洛の供に加わり大手を振って京都に来ています」
大庭の証拠がなかなかつかめないでいる。
証拠を残すような大庭ではない。御上では内々のお調べが進んでいる。
菊次「そんな手ぬるい順序は待っちゃおられません。私は一思いに・・」
気性からそんなこともあろうと、わざわざ京都まで来たのだ、ここで無分別をしでかしては、能美のお家再興も水の泡になってしまう、との師匠の言葉に、
菊次「私は我慢できやせん。出来やせん。師匠、許してください」と、立ち上がり部屋をでた時、
師匠「まて、証拠を掴むんだ。大庭の悪事の証拠さえつかめば、また思案はいくらでもある。早まってはいかん」
聞いていたおたね「証拠・・」 何か思いついたようです。

ある夜、おたねは小竹を呼び出し、一緒に歩いてゆくのをお巻は後をつけていきます。
料亭座敷で、おたはここへ来たのは死んだ気になってきたのだから、小竹にも死んでくれと・・・死んだつもりになって大庭の悪事の証拠を話して能美様の無実をはらしてほしいと。しかし小竹は首を振らない、調べたところで証拠はない・・おたねは能美様切腹の日、おたねに、あれは大庭の使い込みとはっきり言った事などを言い強引に小竹に迫るがいいい返事をしない。

隣の部屋で飲みながら様子をうかがっていたお巻が助けに入って来ます。。
お巻「おたねちゃん、悔しいけどあたしゃお前さんに一本参りましたよ。旦那、もうこうなればどっちに転んでも助かりっこないんですから、いっそ思い切って正しいものの見方と出ておく方が、後になって色々と都合がよろしいんじゃございません」

宴席な大庭がいる。本日のご祝儀に近江之丞の獅子舞を見せる・・都一番の神楽師で江戸の神楽師とはまた違うと・・獅子舞が始まった。
座敷を上がって大庭の前までやって来てた獅子舞が子頭を取った。
菊次 「やい、大庭、おいらの顔をよぉおく見ろ」
大庭 「下郎、何奴だ」
菊次 「おぅ、俺はおめえに詰腹切らされた、能美三之丞の忘れ形見、菊次郎と言うもんだ」
おたね「あたしの顔覚えておいでだろう・・」
能美三之丞は役目の落ち度でを恥じて自決した、その倅が何の用だ。
菊次 「侍ってぇやつは嘘つきだ、新御番の御用度金を使い込み、その罪を擦り付け、親父に腹を切らせたのは大庭、おめえだ」(①の画像)
根も葉もない言いがかりをつけ、証拠もないのにと大庭。
菊次 「証拠が見たくば見せてやろう。あれを見ろ」
小竹が出てきて、「人の正はこれ善なり。つい正義の味方をしたくなった」もうあきらめた方がいい。
大庭が、狼藉ものと小竹を斬れと言う。

かかってきた侍を押さえつけ、
菊次「おっと待った、お侍でも命は二つねえはずだ。粗末に扱っちゃばちが当たりますぜ」(➁の画像)
菊次に抑えられていた侍が「おのれ、芸人の分際で」と菊次に向って
菊次 「芸人だから弱いとはかぎらねえ。さあ、目指すは大庭ただ一人、うぬら邪魔をして怪我をするんじゃねえぞ」
抑えていた侍を話すと、菊次とおたねの立回りです。

🐦(この場面の橋蔵さまは決まっていますね、すごい。綺麗だし。目の使い方がだんだん橋蔵さまらしくなってきました。ここまでの目の使い方はなかなか出来るものではありません。橋蔵さま大分上手くなってきてはいますが、舞踊的刀の切り方の動きが強いので、流れ気味になっています。でも、おたねが詰め寄られたところを助けに行った所のあのキメの部分橋蔵さまの上手さが出ていて、惚れ惚れしてしまいます・・・別画像で載せます。)

大庭が逃げようとしたところへ、所司代登場。用度金の件、能美三之丞の件を調べたいということ。大庭逃げ道がなくなり、突然菊次に斬りかかるが、菊次の一太刀ではてた。
所司代「菊次郎とやら、追って沙汰をする。それまで合い待つように」
菊次郎「はい」
所司代「聞くところによれば、亡き父の無実が証明されたあかつきには、その方の舎弟を持って能見家の家督相続さし許されるよしであるぞ」
菊次郎「はっ、有難う存じます」
菊次郎とおたねは手を取りあって喜ぶ。

茶店で一休みの師匠と菊次郎とおたねがいる。
おたね「あなたを幸せにしてくれって言って、お巻さんは笑って何処かへ行ってしまったけど、私はあの人が泣いてたの知ってます」
菊次郎「許してくれ、おたねさん」
おたね「いいのよそんなこと。あたしたち、これから二度と離れないのよ」(③の画像)
菊次郎、首を「うん」と言うように。
(二人の仲の良い明るい笑顔がとても良いです。)

(主題歌「おしどり囃子」の歌が流れます・・・画像のところに歌も載せています。)
馬に揺られながら、江戸へ帰る三人の晴れ晴れとした姿でおしまい。
めでたしめでたし、心がハッピーになりました。

👆(下記URLをクリックすると画像にリンクします)
https://sugi-nami.blog.jp/archives/14830559.html

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