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スレッドNo.346

〔2233〕~〔2237〕

✱[2237] またまた茶飲み話です
投稿者: 金糸雀 投稿日:2020年10月 6日(火)23時28分1秒 通報
沢島忠監督はチーフ助監督をやっていた時に「江戸三国志」で橋蔵さまと初対面だったそうです。そして監督になり橋蔵さまとの初めての作品は「若君千両傘」でしたね。しかし、撮影途中で、橋蔵さまの思わぬ怪我で一ヵ月のブランクが出来てしまい、封切予定までの時間がなく、思うような作品に出来なかったようです。その沢島監督が、しばらくぶりに橋蔵さまととりかかったのが、スリラー時代劇風の「若さま侍捕物帖 紅鶴屋敷」でした。
この撮影時に雑誌のインタビューに橋蔵さまについていろいろ語っているなかで、「一番印象に残った作品は」と聞かれたところで、先日掲載しました佐々木康監督と同じような感想を述べています。

・・・・・「笛吹若武者」というのは、
橋蔵さんには水もしたたる美剣士や、斬りまくる剣士役より、橋蔵さまの”あの甘さ”はラブロマンスの主人公の方が似合っている、しみじみとしたロマンチックな悲劇作品のような物、世話物、情緒細かなお店物がふさわしいと思うこと。
そして、「笛吹若武者」の時は「どうせこの一本きりで、歌舞伎の世界に戻って行くんだ」といった気持ちが、演技の上にいい意味で、ありありと現われていた。ズブの素人の持っているよさ、万事を佐々木監督の指導に任せ、素直に自然に動いていた。無欲、無垢の淡々とした芝居が、実に新しい魅力だったと思います。・・・・

あの沢島監督から見ても・・・なーるほど・・・監督の見解は同じものですね。
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✱[2236] 11月の放送作品と茶飲み話を少し
投稿者: 金糸雀 投稿日:2020年10月 1日(木)21時19分38秒 通報 編集済
綺麗な色の中秋の名月を6F東側の窓から見られました。中秋の名月が満月とは限らず、毎年日にちが変わるのですって。今年は明日10月2日が満月になるので、明日も綺麗で美しいお月様が見られるので楽しみです。
また、10月2日と10月31日の2回満月があり”、”ブルームーン”といわれる年になります。気候的にも良い時ですから、思いっきり空を見上げ、神秘な世界を楽しみましょう。

11月の橋蔵さま出演作品が上がってきました。放送スケジュールはいつものように近くなりましたら掲載いたします。
東映チャンネル・・・「決闘水滸伝 怒涛の対決」「赤い影法師」
時代劇専門チャンネル・・・「任侠中仙道」「勢揃い東海道」

ここから、茶飲み話になります。
1958年に出た雑誌の中で、佐々木康監督が雑誌社の「橋蔵さまの作品で印象に残っている作品は」ときかれ、やはり『笛吹若武者』が一番よかったように思うといっています。
では、どうしてか?
東映の企画としては珍しい王朝物というか源平時代の話であり、橋蔵さまが平家の公達に扮して、たいへんにロマンチックな芝居をしている。
佐々木監督は「橋蔵まつり」に招待され出席した時、橋蔵さまの第一回作品が上映され、そのときのファンの反響が・・・・・すでに映画界に入って3年、作品も40数本 出ている橋蔵さまでしたが、新しいファンにとっては『笛吹若武者』はおそらく 初めて見る作品だったのではないか。 若さま侍や、斬って斬りまくる美剣士に扮した橋蔵さまを見馴れた人たちには、確かに新鮮な感動を与えていたと思う、といっています。

作品が異色なだけではなく、橋蔵さま自身も実に新鮮な魅力を振りまいている し、この撮影に入る前の橋蔵さまは、映画にかけてはズブの素人で、しかも映画 出演はこの1本きりで、撮影が済むと、すぐにまた舞台に戻るつもりだったの ですから、素直といえば素直、欲がないといえば、これほど無欲に、虚心にカメ ラの前に立った作品はないわけです。
その素直さ、無欲さが、実に見事に画面の上で橋蔵さまの新鮮な魅力をかたちづ くっている、その感動が新鮮なのでしょう。
デビュー作には良さも悪さも長所も短所も含めて、正直なありのままのものが 出てしまうもので、馴れるに従って、もろもろの抵抗が出てくる、欲というもの です。
何かしら仕事のコツがわかってくると、どんな作品がファンに受けるのか。どん なポーズ、どんな笑顔が受けるのかが、漠然と分かりかけてくると、どうしても それを意識し始めるようになる。
確かに一作毎に演技も上達してくるには違いないが、それと同時に一種のクサミ、芸のクサミ、テクニックのクサミも出てくる。それが問題なのだ、いっています。前作の不評好評ということで、なにか自分の中に自分をセーブするものが 出来上がってくるのだそうです。
しかし、処女作品というのはそれがないだけに、たとえそれが拙いものであって も何かみずみずしいもの。
こうした点で『笛吹若武者』は、やはり今後も橋蔵さんの代表作として残るものではないでしょうか。

なるほど、『笛吹若武者』での敦盛に扮した橋蔵さまからは、一生懸命さが感じとれます。セリフの言い方、声の出し方、身のこなしなど、何度見ても、橋蔵さまの力み過ぎのところでは首を横に振ってみたり、笑うところではないのだけれどクスッとしちゃったり、心配してしまうところと多々ありますが、良い格好を見せようという余裕もなく、いわれた通りに真面目に取り組んでいる姿が、敦盛を通して画面から伝わってきます。
橋蔵さまにも、そういう時代があったのですよね。時々は私たちも初心に戻ることも大切かもしれません。

画像は、『笛吹若武者』の中でも、演技ではない表情をしている橋蔵さまを可愛いく思ってしまう、私が大好きなところです。

✋(下記URLをクリックすると画像にリンクします)
💻https://sugi-nami.blog.jp/archives/14901921.html

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✱[2234] 機械苦手な橋蔵様 (この記事は2022.4.23掲載のスレッド№191にも載せています)
投稿者: えっちゃん 投稿日:2020年 9月30日(水)14時34分24秒 通報
ありがとうございます。
橋蔵様は機械苦手なので納得しました。そうそうビュイックと言う車に乗っていたのは知っていました。運転手さん任せで正解ですね。
京の自宅も大きなお宅ならガレージも作りそうとおもいましたが・・ビュイックの名前懐かしかったです。
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✱[2233] 編集していて確認・・運転は苦手
投稿者: 金糸雀 投稿日:2020年 9月29日(火)21時27分30秒 通報 編集済
ブログにあれも載せたいこれも載せたいと、いろんなコーナーに少しずつ手を出して増やしてきていますが、橋蔵さまのすべてのものを均等に掲載していくことはなかなか出来なく、すべてが中途半端になっているような気がしています。
次に取組もうとしているのは、別冊近代映画等の特集もの雑誌を掲載していこうと。
33冊あるので時間がかかりそう。現在目を通し、チェックし掲載できるように編集出来たものは、「若さま侍捕物帖・鮮血の人魚」「花吹雪鉄火纒」「花笠若衆」の3冊、現在4冊目の「大川橋蔵特集(紅鶴屋敷)」にとりかかっています。
問題は、どの時点で掲載していくか、ということ・・・こう見ると先は長―い。

その別冊近代映画「紅鶴屋敷」の特集の中にファンの皆様に向けて書かれたファンへの手紙”というコーナーがあります。その中で「股旅ものの企画」について話しているところに、橋蔵さま自身が車の運転のことについて書いていますので、その部分を下記に取り出してみました。

6月下旬のえっちゃん様の投稿、”橋蔵さま運転免許証は? “というお話のとき、それなりのはっきりした確証がないままにしてしまいまして、えっちゃん様、ゆみ様に申し訳なく思っていましたので、今回編集をしていまして、その旨みつけました。
◆  ◆
若さまものも大好きですが、股旅ものもいいものですね。
桜の花がちらちらする街道を、鼻歌歌いながら、ぶらぶらするなんて・・・。ちょっと、このスピード時代には味あえないのんびりした風景ではありませんか。
大きな川を渡るにも橋がなくて、いちいち渡し舟に乗らねばなりません。
つい百年、二百年前に生まれ変わったような、のんびりした雰囲気にひたれるんですから、思えば有難い今の商売です。
スピード時代といえば、私もとうとう9月に、自動車を一台買いました。55年型の黒いビュイックです。渋い車ですが、私自身は運転ができませんので、もっぱら運転手さんまかせです。
どうも私は、歌舞伎の世界とか時代劇の世界にばかり住んでいるせいでしょうか、こういう車の運転は苦手のようです。
チャンバラをやったり、のんびりした三味線を弾いたり、日本舞踊をやっているせいでしょうか、機械類をいじりつけないのです。
思うままに、自分で運転ができたら楽しいだろうと思う時もありますが、それは単に思うだけで、運転を習おうなどという気にはなれません。また、そういう暇もないことも事実ですが・・・
時々、ドライブがしたくなって六甲の方に車を走らせることもありますけれど、いつも運転手さんまかせです。
やはり、私は、古い型の人間なのかも知れませんね。
錦之助さんもキャデラックを買ったようですが、彼は運転ができるんではないでしょうか。
また、千代ちゃんも運転が出来るんじゃないかしら。千代ちゃんはサイクリングが好きだから。
◆  ◆
以上、このように書いていました。

画像は別の雑誌からのもので、
自家用車ビュイックに乗るところの橋蔵さまを撮ったスナップになります。瞬間的なスナップに納まった橋蔵さま、何ともいえないいい感じで、私の好きなスナップの一つです。

👆(画像の上をクリックすると画面の違うところで見ることが出来ます)

引用して返信編集・削除(編集済: 2022年05月31日 22:17)

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