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スレッドNo.37

振返って・・・こんな投稿もしたのだなあ

✱一つの試練になつた要蔵役✱ #投稿日2017.1.16

今週、”美しき大川橋蔵”私の想い出のブログの方では、橋蔵さま第11作品「海の百万石」に入っていく予定です。
この作品、橋蔵さまファンから、「橋蔵さまよかった」という声があまり聞買うてくることがありません。どうしてなのかしら。
橋蔵さまが最初40分は出て来ないし主演でないから?、地味な作品で美しく華やかで颯爽とした橋蔵さまではないから?

時代劇と世話物に分けるとしたら「海の百万石」は世話物。東映としては稀な作品です。千恵蔵御大主演の作品ですが、橋蔵さまという俳優が出て来たので、この作品が生きたのではないか、と思ってしまうくらい。
橋蔵さまの商人としての作品はこの一本だけです。そして剣は持たずに完璧な商人の息子を演じました。
要蔵が父親銭屋五兵衛を呼ぶ「おとう」いいですね。橋蔵さまの言い方が良いのです・・・好き・・あの声であのニュアンスで言いますから、とってもいいの。
父親を尊敬し慕っている蘭学を学んでいるお坊ちゃま。これから商人として成長していくところを若い橋蔵さまは見事に演じました。
この役は一つの試練になりましたね。この作品後、型の美しさにこだわっていた橋蔵さまの演技が変わってきたようです。台詞まわしも自然体で、こういう役もいいなぁ、と思わせるものです。今までの橋蔵さまからは想像できないくらい、素晴らしいものです。歌舞伎で具わった身のこなしは商人役でも流石です。
こういう町人ものをもっと見たかったし、残してほしかった。
橋蔵さまは、また世話物をやりたかったようですが、会社はチャンバラの大川橋蔵を、ファンもそちらを望んでいたのでしょうか。もったいないことをしましたね。
剣も使わず派手な見せ場もない学者肌の男を見事に演じたということで、今までチャンバラ役者としてだけ見ていた批評家たちも、一人の演技者として正しく評価するようになったと言われました。

「撮影日数が少なく研究する暇もなく、完全な町人役というものは初めてなので、いささか芸が生硬になったかもしれない。まだまだ映画新入生であることを痛感させられた。」と橋蔵さまは言ってましたが。
撮影合間のスナップを掲載いたしますね。(ランダムに載っています。画像少しボヤケ気味)
*千恵蔵御大に台本の読み合わせをしながら、指導を受けているのでしょう。神妙な橋蔵さまです。
*「橋蔵君、さつきの演技はよかった」と尊敬する千恵蔵御大に褒められて、気もそぞろな橋蔵さま、という所。
*次の場面の撮影までの合間に、千原しのぶさんと、楽しそうに何を話しているのでしょうね。
千恵蔵御大の前では緊張の連続、こういうひとときもないと・・・ね、橋蔵さま。夏の暑い日の撮影でしたから、出待ち、テスト、本番と、足は水に浸しっぱなしでいても気持ちはよかったと思います。

(画像の上に👆が出るものはクリックすると違う画面でも見ることが出来、拡大されている画像もあります)

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