振返って・・・こんな投稿もしたのだなあ
✱ 第一回東映歌舞伎から(4) 撮影日記より✱ #投稿日2017.3.16
1962年7月、8月第一回東映歌舞伎に関してのところだけですが、橋蔵さまの撮影日記から抜粋して載せました。橋蔵さま7/15までは京都で「まぼろし天狗」その合間を見てセリフの勉強や大友さんと打ち合わせとか・・。
7/15 11時からのアフレコで「まぼろし天狗」のボクの出番がアップ。3時には帰宅し、明日の状況の準備。
7/16 東映歌舞伎出演準備のため東京へ。19家30東京液着。早速セリフの勉強にとりかかる。
7/17 ママと一緒に六代目の墓前に東映歌舞伎出演報告をする。もし生きていたら、久しぶりに舞台を踏むボクの姿を見て何というかなぁと思ったら、思わず身の引き締まるのを覚えました・「見ていてください。立派に舞台をつとめてみせます」と心の中で誓いながら・・。
7/18 10時から知人関係へお中元まわり、18時からプレス関係の方たちと会う。 帰宅後「濡れつばめ」の台本が届いていたので早速め目を通す。読んでいるうちに、演技のことなど考えて、気がついたのは19日の午前2時でした。
7/20 今日から、踊りのお稽古を始めました。
7/21 午前中はセリフの勉強。舞台のセリフは発声法から別ですから、工夫が必要です。午後からは、踊りの稽古。
7/22 セリフの勉強と、踊りの稽古で一日暮れました。夕食後銀座へでも散歩に出かけようと思ったけど、明日に備えてやめにする。
7/23 10時から15時まで、「いれずみ判官」の立稽古。15時すぎからは、「濡れつばめ」の稽古。張り切っているせいか、そう疲れもしません。
7/24 9時から17時までブッ通し「いれずみ判官」の舞台稽古。
7/25 9時から17時まで、「花の折鶴笠」の稽古に入りました。17時30分から池内順子さんと対談。対談終了後、20時から「いれずみ判官」の稽古。
7/26 9時から15時まで「花の折鶴笠」の稽古。終了後、三条江梨子さんとカラーグラビア写真撮り。
7/27 「いれずみ判官」の稽古。
7/28 連日の猛稽古で、ちょっと声帯を痛めたので、13時過ぎ咽喉科へ治療にいきました。大したことはないのですが万全を期しました。17時から19時までセリフの勉強をして、今日は稽古はお休みです。
7/29 稽古もラストスパート。10時から16時まで「濡れつばめ」の舞台稽古。
7/30 9時から18時まで、「濡れつばめ」「花の折鶴笠」の総稽古。何時幕が開いても大丈夫です。18時30分から大川社長の招待での夕食。
7/31 17時から24時まで「いれずみ判官」の舞台稽古。残すところあと1日です。舞台で頑張ります。
こうして、第一回東映歌舞伎の幕が開いたわけです。
画像は「いれずみ判官」の伊佐新次役です。
(画像の上に👆が出るものはクリックすると違う画面でも見ることが出来、拡大されている画像もあります)