気持ちに余裕を持ち作品を見たい
金糸雀様の「隠密七生記」と「千姫と秀頼」の厚い情報量に感服いたしました。
私は二人が主演準主演の映画を見ていて錦之助さんと千代介さんの関係が思い出される時があります。「笛吹童子」「紅孔雀」などはこの二人の功績が大きかったのは必然でしょう。何かで読んだのですが、錦之助さんのためなら一歩さがっての千代介さんに感動ものでした。
私も、錦之助さんの生誕90年放送の「隠密七生記」は今月見まして、10月は「森の石松鬼より恐い」を見る予定です。吉川英治さんの「隠密七生記」とは違い源太郎、三平、墨江、お駒などの関係がずい分違うようにはなっていますが、
これも錦之助さんやひばりさんのことを考慮した脚本にしたのかと思ったりしました。小説は、源太郎はお駒と一緒になるのですが、映画はひばりさんの墨江と仲良く旅に出ます。錦之助さんの相楽三平は小説では相当な悪です。キャストと脚色の仕方で娯楽作品になっていました。
他の人の当時話題になった映画を鑑賞するのも勉強になります。私は橋蔵さまだけに夢中になっていた時期は通り過ぎていますから少しですが気持ちに余裕を持って作品を見ていきたいです。