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スレッドNo.61

振返って・・・こんな投稿もしたのだなあ

✱ 好きになれない「風の武士」✱ #投稿日2017.5.4

昨日「風の武士」夜の放送だったので見ました。
PCから目を休ませようと思い、テレビをじっくり見てしまいまして、目の方は結局は休めずという状態になってしまいました。
この作品は東映チャンネルで前にやった時何回か見て、感動する作品でなかったので、今回は気持ちを新たにして、見てみたいと思いまして・・。だって、橋蔵さまの100本記念映画ですよ。見る方だって力が入ります。しかし、やはり、私には最後まで見てよかったという作品ではなかった。
司馬遼太郎の原作ものだが、橋蔵さまには合わないと思う。
名張信蔵のルーツは伊賀忍者。”にぶつ姫縁起”という絵巻物の地図からしか行く道が分からないという熊野の黄金郷と呼ばれる安羅井。その財宝を狙って紀州家が動いているらしいと、老中水野の密命を受け動くが、思いを寄せているちのが関わっているのが分かると、紀州家も老中水野のことも関係なく、ちののことだけに信蔵は行動する。
少しゆずって、名張信蔵が忍びの格好で紀州屋に乗り込んだところまでの58分まではいいとしますが、これは、橋蔵さまの忍びの姿がカッコいいからであるからです。
道中行列の駕籠にちのが乗っていない。ちのが好きな高力が、恋敵の信蔵にちのの体はもう俺のものだと言われた後の信蔵は好きではない。そこからだんだんと、ミステリアスだった内容が、ちのに翻弄されていくだけの、女を好きになった男のお粗末な内容にいってしまっているように思える。完璧に興味をそそられたのは40分30秒まで。
それにしてもお勢以の方を一度も振り向かず行く信蔵を見送るお勢以の心境つらいですね。絶対にお前のところには帰っては来ないということですものね。

侍の姿での可愛いようなふてぶてしさは橋蔵さまには似合わないと思います。
あと、作品を見ていて信蔵が走るシーンで2ヵ所橋蔵さまでないところがはっきり分かってしまいます。そこまでしてこのようなところを入れる必要があったのか、ということです。
橋蔵さまには、大衆が喜ぶ年相応に綺麗でカッコいい作品で通してほしかったけれど、映画の進む状況に従わなければならない辛い時でした。
この100本目の映画から、大川橋蔵の時代劇が変わりますよと示唆しているような作品でした。
わたしは、嫌いだとは言わないけれど、好きにはなれない「風の武士」でした。

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