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スレッドNo.677

世話物作品「海の百万石」

🔹おきょう 様

ある日あの映画がどうしても見てみたいという思いがつのると、いつ放送になるかもわからない映画を見たいという心理わかります。
この作品はなかなか放送されない作品ですから。

📌橋蔵さんの役柄には、刀を持たない最初から最後まで完全な町人という役柄は「海の百万石」だけでしたね。商人の家の若旦那ということで橋蔵さんにははまり役だったと思いますが、当時の橋蔵さんのファンは十代、二十代が多かったですから、どうしてもかっこいい立ち回りで美しいを求めていたと思います。ですから、主演ものでないしファンの間では人気のない作品だったと思います。
千恵蔵御大は橋蔵さんと初めての共演になるので、手取り足取り付きっ切りといってもよいくらいの撮影風景だったような。千恵蔵さんが「海の百万石」に力を入れていた様子がうかがえますし、この映画で映画界新人の橋蔵さんの要蔵は大切な役柄になっていますから、千恵蔵さんと監督のダメ押しもそうとうあったようですね。
私として欠点をいえば、”泣き”の部分が入ってきますので、そのところで橋蔵さんの歌舞伎的な表現の”泣き”には、悲しいかな一緒に泣けないところがあります。
それは後々の作品にもいえることです。

ラストの海に向って要蔵が「おとう―」と大きな声で呼ぶところは何回もやり直しになり、要蔵夫婦の立ち位置でも大変だったようです。
(こちらには画像は1枚だけしかけいさいできませんが、Rara掲示板投稿記事の方には、ラストの画像を3枚掲載しています)
橋蔵さんの世話物はどのようなものであったか、1960年~1962年の間に作品がほしかったですね。

🖍️2017年1月に私が掲示板に書いた投稿記事がありますので、当時の気持ちを思い出してみました。よろしかったらご一緒に・・・。
[1037] 一つの試練になつた要蔵役
https://sugi-nami.blog.jp/archives/15258535.html

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