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スレッドNo.72

振返って・・・こんな投稿もしたのだなあ

✱大川橋蔵の暮らしの手帖⇒たべもの✱ #投稿日2017.7.5

日本列島の南岸を猛スピードで台風が通過していきました。豪雨、雷、竜巻、突風と気象庁からの知らせが大変でした。今年は日本上陸台風の来るのが速すぎです。この分では秋口までどれだけ来るのか、ちょっと心配。
さて、今は東京は静かな夜になりましたので、ゆっくりと橋蔵さまのことを少し・・・といっても橋蔵さまの作品のことでなくてすみません。

📖 1958年3月に出た雑誌(緋ざくら大名」がクランクアップしたあとに出たものです)に「大川橋蔵読本」がありました。その中の「大川橋蔵の暮らしの手帖」という、スター橋蔵さまを数々の角度から解明といったコーナーが載っていました。
そこから、前回の四方山話で食道楽の話(1957年)をしましたので、今回も食べ物の話からまいりたいと思います。(私の見解でまとめてみました、悪しからず)

🍗 肉ならなんでも
「ビフテキ、チキンカツ、ローストマーン、ハンバーグステーキ、フリカッセー・・まず、肉類ならば何でもすきですね。肉類ならば、西洋料理に限ったことではなく、日本のすき焼き、シナ料理の豚肉類など、何でも結構です」橋蔵さまは明るく笑って言うのです。肉類だけでなく、天ぷら、うなぎも大好物です。「三食ともに、こういうものならOKです」というのですから、骨の髄から脂っこいもの好きなようです。
何故そんなに好きなのか・・それは、何とかして太りたいということから、肉類を食べはじめ、そしてやみつきになってしまったそうです。ところが、太るほうは関係なく十六貫(60キロ)台を往復していますので、この頃では太るのを諦めていると言っています。が、依然好物となった肉類からは離れられないようです。
ある時、京都四条のレストランでハンバーグステーキを食べていた橋蔵さまはパンではなくライスを食べていました。もともとパン食はあまり好まないようです。橋蔵さまはライスをもりもりと食べていました。若さにあふれた橋蔵さまの食事でした。

🍚 お茶漬けの味
橋蔵さまは、大食のほうではありません。“腹八分目”というのがモットーです。平均して一食に軽く二膳。朝食には、お味噌汁の一杯は欠かしません。
選り好みはしませんが、「カッーと沸騰したおみおつけに日本ネギをザクザク切ったのを放り込んで少しおき、ちょっと柔らかくなったのを食べる」のが好きだそうです。江戸っ子らいしですね。お茶漬けも嫌いではありません。昔は、茄子、きゅうり、ウドといったさっぱりとしたものが好きだった橋蔵さまに取ってお茶漬けの味は郷愁なのかもしれません。
橋蔵さまは、さっぱりとした海苔の香とサビの匂いとお醤油の味の混じった江戸前の感じのものが好きだそうです。ただし、お茶づけは、撮影などで大多忙のとき以外はあまり食べないとのことです。。
魚も大いに食べますが、イワシが大好物です。魚料理の神髄は”鰯に始まって鰯に終わる”とさえ言われるくらいの味を持っています。「鰯のお刺身なんていうのは、あまり好きではありません。何か、わざとらしさが感じられて。ゲテにする必要は少しもありません。サッと焼いてよし、煮てよしで、鰯はそうやって食べるのが好きです。」と言う橋蔵さま。川魚ではドジョウが好きです。とくに柳川鍋が好きな橋蔵さまです。鰯といい、柳川といい、江戸っ子、それも下町好みの味覚、やはり柳橋に生まれたせいなのでしょうか。橋蔵さまはこう言います。
「何を食べようかと思わず、黙って出された料理が肉であれば文句はありません。しかし、何を食べようかと考えて食べるときには、柳川に限ったことでなく、時にはラーメンだって好きなのです。要するに、仕事の忙しいせいもありますが、半月でも一か月でも、コロッケを出されても平気です。だいいち、まだ何がうまいのか、何がいいのだと、口にするまで舌が枯れてはいませんよ」

🍶 お酒は適量
甘いものは好きではないようです。「甘いものを食べると虫歯になる」と言われてきたことが、一種の潜在意識になっているようです。
撮影の時、ロケなどに行った時、キャラメルの一つも食べることはあるそうです。煙草を吸わないので、口がさびしくて共演のスターさんから「トミイさん、どう?」などと出された時は遠慮なく頂戴することもあるということです。
お酒は嫌いではありません。ビールは好きでなかったのですが、太りたいの一心から、ビールを飲めば太るというので、毎晩一本ずつ飲んだそうです。ところが少しも太らない。ビールでもダメかと思った時には、ビールの味が忘れられなくなっていて、嫌いだったビールも好きになってしまったそうです。
「でも、僕など、酒飲みの部類には入らないでしょうよ。要するに、適量主義ですからね」「何合が適量かとはいえません。その時その日のコンディションによって違いますから。とにかく多少すごしても、乱暴したりしませんから、これが適量主義なのでしょう」と橋蔵さまは言っています。
どちらかと言うと、日本酒。洋酒ならブランデーが好きなようです。ウィスキーも飲みますが、ウィスキーは仕事に疲れて神経がいらだっている時、睡眠薬代わりに一杯飲むのだそうです。

引用して返信編集・削除(編集済: 2022年04月04日 14:38)

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