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スレッドNo.83

振返って・・・こんな投稿もしたのだなあ

✱若さま・魔の死美人屋敷から✱ #2017.7.27

東京は、昨日今日と曇りがち。昨日は蒸し暑かったけれど、今日はいまのところ窓を開けていても大丈夫。
今、うるさくミンミンゼミが泣いています。

昨日の夜は「若さま侍捕物帖 魔の死美人屋敷」今月最後の放送日でした。
まだ線の細い橋蔵若さまですよね。「若いなあ」・・今回はその当時、私が小学生になったばかりの目線で見てみました。その年でこの作品を見ていたら、内容は理解できなかったであろう。見ていて、橋蔵さまが綺麗だ、チャンバラが見ていて多いし格好いいなあ、と思うだけだったでしょう。
橋蔵さまの所作が綺麗だ、立回りが舞っているようで美しい、というのは、大人になって色々対照して言えること。
あの頃の子供には、あのように綺麗で格好いいヒーローに憧れを持つということが第一番。そう思うと、同じ時代の時間を過ぎて来た人にとってはビデオというものは有難いものですが、仮面ライダーのようなスーパーヒーローものとアクションもので育ってきた若者には共感できるところが見当たらないと物足りないでしょうね。そこへ、日本の素晴らしい文化、風景、気候が失われていく現在、大衆娯楽時代劇などが見なおされる時は来なくなるのでしょうか。

TBSが10月から6年ぶりに「水戸黄門」を復活させます。黄門様は武田鉄矢、説教じみた独特な喋り方がどう出るか、黄門様の品格はどうなってしまうのか。助さん格さんには若手俳優を起用し、時代劇が低迷しているので、若手俳優たちの”時代劇の登竜門”的な役割を果たせればということらしい。
今どきの若者のカッコいいだけで人気を取るだけでは一時的なもの、NHKと同じようなうわべだけの時代劇は作ってほしくはないと思います。
時代劇の品格も落ちてきています。気品ある俳優がいません。どんどん使い捨ての時代です。芸能人も使い捨ての時代。スター、役者、俳優という言葉もつかえない人達が映画、テレビに出ているのです。

愚痴になってしまいました・・ 気分を変えて
「魔の死美人屋敷」を大人としての目線から・・・
千原しのぶさんの粋さと橋蔵さまの粋さが見ていてさっぱりとしていていい感じ。
お蝶が独り者だと聞いて、若さまお蝶の家へ行き、帰りを待っていて寝ている??若さまを膝枕してお蝶の「ねえ、御武家様、あたしお武家様に惚れちゃってもかまわないかしら」というセリフをはぐらかすように、「お蝶、空だぞ 」とお銚子を振られたお蝶の顔がいいわ。

その反面お蝶が喜仙を訪ねた時、若さまに会えず帰ろうとしている姿を見つけお蝶を追て行き声をかける。
若さまにくれぐれも気をつけてほしいとのお蝶に、「ああ。お前もあまり俺に近寄らない方がいいぜ」に肩を落とし帰って行くお蝶の後ろ姿と見ている若さま、ここの場面絵になります。

無事ひと段落、若さまはそこにいたお蝶の顔を見て、 にっこりする若さまの笑顔が印象に残ります。どういう意味の笑顔?
お蝶が若さまを忘れられなくなってしまったのもわかります。

立回りは上手くなってきています、何処のところもよいのですが、ここは意を決して・・。それよりも、立回りに入る前の若さまもよい。

二百石三百石で言いつけを聞かないのなら、この屋敷からでることはできないという和尚に、「ほほう、そりゃ不自由なことだな、」と言い若さま刀に手をかけると同時に、四方を囲んでいた侍達が現れた時の目の配りは何とも言いようがないくらい良いのです。

阿部伊予之助の屋敷に入り込んだ若さま。
「坊主、本性を現したな」 「雉も泣かずば撃たれぬものを、今宵こそは生かして帰せぬ」
「三守、増山、伊予之助もいたはずだがどうした、お目当ての顔を揃えてくれなきゃ、また日を改めて出直すぜ」
と言い、かまえるところなどうまくなりました。そしてここの立回りで好きなところは、廊下から庭に倒れている障子に、立回りをしながら足を入れるところです。橋蔵さまが足を入れる前に、何気なく斬られ役の人が橋蔵さまが足を入れても大丈夫なように障子の位置を少し直しているのです。
息の合ったちゃんと計算されての立回りはいいものです。

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