ごあいさつ
新年というには、あまりにも時が経ち過ぎましたが、
2025年、初のご挨拶をさせてください。
いつも漫画を読んでくださる皆さま、
あたたかく見守り応援し続けてくださる皆さま、
時折思い出して気にかけてくださる皆さま、
昨年までも、本年も、
いつも本当にどうもありがとうございます。
2001年のデビューから考えると、
来年辺りで四半世紀に突入します。
なかなか上達しないものの、
アナログで漫画を描く全ての作業が好きです。
今年もひき続き、鉛の芯で下描きをし、
墨汁でペンを入れ、消しゴムをかけ、
スクリーントーンを貼ったり切ったり削ったり、
していけたらいいな。
原稿用紙の肌触り、各種道具の手触り使い勝手が、
つくづく好きだと毎日思って暮らしています。
ネームは不思議な現象です。
コマを割るとそこにキャラクターが
独りでに立ち現れて、
云いたいコトがあるような顔をして、
ウロウロさわさわ動き回ります。
最近はそれが、本当に大袈裟でなく
魔法のような出会いに感じます。
彼らは一体誰なのだろう。
漫画は何百何千と同じ人間の表情を、
繰り返しつかまえて、
絵にする作業で出来上がっていきます。
この人はこういう時こんな顔、
こんなコトは云わない、
いかにも云いそうだ、
その選択はたしかに作者が担っている筈なのですが、
操られているのは果たしてどちらなのか。
実に不気味で愉快な魔法陣です。
というワケで
本年も何卒どうぞよろしくです。