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スレッドNo.239

FW1300

スペシャルオファー?のFWstain1300(試作品) を2セット購入し、使い始めましたので簡単にレポートさせていただきます。

現在の環境は、
壁際にリアプロTV他AV系の機器を配置し
そこから70cm程度前に出してスピーカーを置く
変則的なセッティングとなっています。
以前は、スピーカーの間にTVを置いた状態で
あれこれやったのですが、なかなか満足の行く状況にならず、結局、完全に前に出してしまうやり方にしています。
だいぶよくなったとは思っているのですが、いかんせん、まちまちの機械が後方に並んでいるのは精神的によくないので今回の導入となりました。

スピーカーの間隔が1.5m程度なので、並べ方にもよりますが2セット設置すれば間隔は70cm程度になります。
それでも、テレビを見る場合は画面が見えるようパネルの位置を変える必要があります。
そんなわけで、標準は3セットということですが、3つ並べるほど幅が広くないし、動かすのも大変ということで
とりあえず2セットからのスタートとしました。

両スピーカー後方にとりあえずセットして視聴をしました。
第一印象として、月並みですが楽器の音がきれいになりました。
いままで聞いた音には、何かいろいろな夾雑物がまとわりついていたのだということを思い知らされたといったらいいのでしょうか。
楽器って本来こういう鳴り方するよねという方向に改善されています。
弦をこする、はじくといった音が立ち上がる瞬間のあり様がストレートに伝わってくるようになったような気がします。
また、低音の迫力が格段に向上しました。
ピアノの左手が刻むリズムではこれまで気がつかなかったニュアンスが浮かび上がってきます。
ライブ録音のアンプを通したベースは特に重量感が増したようです。
これは、今までの設置に比べ、壁が近くなったのと同じことによるとは思いますが、想定していた以上の変化でした。
小型スピーカーということで、低音を多少犠牲にしても
壁から離して音場重視といわれる方法をいろいろ試してきたのですが、音場感が損なわれること無く、低音のエネルギーが増大してくれました。
ソースによっては、低音がききすぎのものも在るので、もう少しコントロールの余地はありそうです。
音場という点では、特に縦方向への広がりに効きました。

全体として、変化の質感が、電源周りの変更、ケーブルの変更、ラックの変更などとは全く異なる類のものでありました。
(もちろん、どちらがどうということではありません)

ご心配いただいた中抜けの現象は今のところ感じておりません。定位はよりクリアになっています。
今後、ベストの位置を探してあれこれするうちにまた問題が生じることもあると思いますので、その際は改めて相談させていただきます。

それから、2枚の間の対策として

>センターに20mm程度の■棒か●棒を置くとバランスが
>とれます。お験し下さい。

というアドバイスをいただいておりますが、
具体的にどういうことをするのかがよく分かりません。

�@太さ20mm×長さ1300mmの棒を何本か
 センターの壁に立てかけて置く。
�A長さ20mm程度の棒を何本かセンターの床に置く

ということかなと想像しておりますがどうでしょうか。

今のままである程度詰めたら、次のステップとして試してみたいので、教えていただけないでしょうか。
よろしくお願いいたします。

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例えば、スピーカーのバッフル面と平行なセンターに、TVのブラウン管があると、演奏のステージが前に押し出され、掴み所のない平面的な演奏になることが多いようです。TVを後退させる、タペストリーなどを被せる、などで改善されます。

レコーディングの最終段階のリミックスでは、楽器の佇まいを感じながら整えるバランスと、音圧だけが頼りのバランスとでは、おのずから完成度に差がでます。

楽器それぞれの佇まいが見えればこそ、それぞれの楽器に、その佇まいを際立たせるベストのエコー処理ができるのであり、見方を変えれば、佇まいが見えるモニタースピーカーによって、スタジオの適度な響きもいっしょに集音された楽器の音であれは、人工的なエコー処理無しのままリミックスが可能となります。佇まいの再現は、録音側&再生側ともに最重要課題と言えます。

ステレオスピーカーによる佇まいの再現は、「位相特性・指向特性」の最適化が支配する領域で、従来のオーディオが血道を上げて追求した周波数特性や歪み率特性の改善では決し解決し得ないファジーな部分なのです。

最も簡単に見かけ上(聴感上)の指向特性を改善するには、ボーカルが定位する左右のスピーカーのセンター位置に、スピーカーの背丈程度の釣り竿の太さくらいの●棒または■棒を一本垂直に立てることです。

細い棒による高音域の反射音が中心に生成されることにより、スピーカー自身の内側向きの指向特性が改善されたように聴覚が錯覚します。大方のケースでボーカルの定位が改善されます。その棒を前から後方向に移動すると、反射音の時間を遅らせたことに相当し、楽器とボーカルの前後関係もある程度調整することができます。

私がレコーディングエンジニアをしていたとき、殆どすべてのスタジオにニアフィールド・モニターとして設置されていたYamaha-10Mの、音の改善(位相特性が気に入らなかった)に使っていた手法です。

複数のロッドで構成された釣り竿をバラし「細いもの〜太いもの」へと交換することで、反射音の中心周波数が変更でき、音色もコントロールできます。

jacoさんのケースでは、スピーカーの間隔が狭いため、中ヌケ現象が出ていないようですが、一度お試しください。TVの画面がSPKより低ければ、TVの上方だけに反射棒を置くだけでも効果が確認できると思います。

FW&LVパネルでは、この縦棒による音場調整効果(幅の違う縦棒による複数の中心周波数の反射音、高さの違いによる側面からの反射音)と、背面のパネルの振動による低音エネルギーの熱変換効果を利用しています。内部にぎっしり詰め込んだ粗毛フェルトが板振動によるミッドバスの再放射を阻止し、ライブ感を損なわないまま残響時間を平坦化して最適な音場を作り出します。

背面の松パネルの比重をコントロールすることで低音域の共鳴周波数を制御できるので、別項でご紹介した全面RCのオーディオルームの残響時間のコントロールには、普通のFWパネルと、背面の松パネルにステンレスリブを多数配置したnewFWstainパネルを使用します。データが集まり次第newFWstainパネルも製品化致します。

別のスレッドで扱いますが、センター用の逆蝶番型のLV1300から蝶番を取り除き、センターに多少の隙間を持たせて配置すると、部屋の壁構造にもよりますが、ボーカルの佇まいに、より奥行き感が出る可能性があることが最近の試聴テストで判明しています。

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