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スレッドNo.505

船底天井の部屋の低音の充実について

初めて投稿させていただきます。
現在,船底天井の部屋にオーディオセットを置いています。部屋の中央付近で聞いているのですが,部屋の隅と比べて低音が少ないので改善したいと考えていたところ,貴ホームページを見たところ,天井が悪いとの記載を見ましてなるほどと思っております。
 部屋を改造することはできませんので,設置物で改善できたらと思っています。
 スカラホールなど利用できそうな物があるのですがはっきりわからないので質問させてください。
 船底天井の部屋の低音の改善で,サーロジックの商品でお薦めの物はどれでしょうか。また,優先順位としてはどうなるでしょうか。よろしくお願いします。

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■無償ルームチューンの多数の測定データから、部屋の周辺に比べると真ん中のエリアでは低音の音圧が明らかに低い傾向が読み取れます。耳でも確かにそう感じます。そして船底天井/切妻天井ではその傾向が更に極端で、周辺は低音過多、中央の広いエリアで低音無し、と感じるほどの不具合を生じることがあります。

原因は定在波であろうと予測しています。このご返事を書くに当たって再度石井伸一郎さんの定在波理論を読み返してみました。無断リンク不可となっていますので、興味のある方は「石井伸一郎 松浦 正和」で検索してください。

石井さんの定在波理論を要約すると(間違っていたらご指摘ください)、壁際は低音の音圧が必ず高くなる。部屋の真ん中もそこそこ高くなるが、部屋寸法で決まる特定の周波数の音圧は壁際に匹敵するほど高くなる。

例えば6畳間の長辺を約3.4m(音速は340m)とすると、上記の特定の周波数は100Hzになります。100Hzの音圧が壁際に匹敵するほど高くなるわけです。200Hz(2波長)も同様です。

では50Hz(1/2波長)はどうなるのか、というと、部屋の真ん中で理論音圧はゼロになります。しかも100Hzのピークのエリアの4倍の面積にディップが生じると考えられます。

つまり人間の聴覚が問題にしている低音不足は1/2波長の基準振動モードで発生しているのです。

■物理現象として音圧がゼロなのだから、救いようがないのか?・・ そんなことはありません。東芝EMI本社の第三スタジオ(1981〜82年設計施工)を設計するに当たり、スタジオの1/10模型を作り物理特性を計りましたが、中音域のデータ以外殆んど設計の役には立ちませんでした。何故か?・・ と言うと、1/10模型では測定に使う周波数が10倍になります、

例えば50Hzのシミュレーションに500Hzを使います。木で作った模型がコンクリート相当になってしまいます。

例えば5kHzのシミュレーションには50kHzが必要です、木がグラスウール相当になってしまいます。

模型シミュレーションのデータは可能性を示すだけで実際のオーディオルームはシミュレーションのような恐ろしい特性にはなりません。また1/3octの半分以下の幅のピークディップは聴覚が平均化してしまい特性が示すほど深刻な影響はありません。

■ルームチューンのパラメータが5つあります。プラス、マイナスそれぞれに、影響力が大きい順に並べると下記のようになります。

<プラスのパラメータ>
1.初期反射音のエネルギーバランス(周波数特性)とその配置
2.残響時間

<マイナスのパラメータ>
1.天井・壁・床の振動
2.フラッターエコー
2.定在波

<初期反射音・振動>
木造であれば初期反射音の適材適所と振動の抑制だけで音の整理整頓と音楽の躍動感が得られます。ミッドバスのダブツキも減り体感低音が増えます。

RCであればミッドバスの吸音と初期反射音の適材適所が音の整理整頓と音楽の躍動感に直結します。ミッドバスが減ると体感低音が増えます。

<残響時間>
最適残響時間なるものが存在しますが、初期反射音の最適化で立体的なサウンドステージが確立できていることを前提に成立します。未確立のオーディオルームで最適残響時間を満たしてしまうと風呂場の音になってしまいます。

<フラッターエコー>
フラッターエコーが有っても初期反射音の強調でそこそこ悪さが回避でき、音楽の躍動感を得ることができます。しかしここで満足してはいけません、フラッターを消去すると音楽の透明度や余韻の美しさが格段に向上し、オーケストラのテンポがグンと遅く聴こえるようなって音楽の味わいが深まります。

<定在波>
定在波は理論ほど明確な弊害は出ませんし、低音の量が好ましいと思える場所にリスニングポイントを移すことができれば無害です。横長配置のメリットは無害のエリアが探し易い点にあります。
・・とは言え広いエリアで低音感が不足する場合には部屋の修正が必要です。

■船底・切妻天井の広いエリアで低音感が不足する原因
 下記の「切妻・船底天井には定在波も発生する」の項を参照してください。
http://www.salogic.com/Basic-RoomTuning/Basic-RoomTuning.htm

■リスニングポイントの低音を増やす方法
下記のページを参照してください。
http://www.salogic.com/home.files/RoomBuild/RoomBuild.htm

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