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スレッドNo.585

センターパネル

現在、
http://www.salogic.com/home.files/RoomBuild/RoomBuild2.htm
におけるAにSV1800spをD(E)にSV900を使用しています。
BにはSV1200ctを置くのがいいのでしょうが、どうしても視覚的に受け入れることが出来ません。
試しにSV900をBの位置に移動し、山型にしてセンターに置いたのと平面にして壁に付けたのを比べてみました。山型の方がわずかにいいと感じましたが、視覚的な好みを入れると平面でも十分と思いました。そこで1200の高さのパネル4枚を腰板のように壁に貼り付けることを考えています。
この場合、
http://www.salogic.com/home-select.files/home-25-sub.htm

フロント壁面全体を拡散性にしてしまうと左右(横)方向の解像度が低下することが分かっているので、新設のパネルはリブ構造ではあるものの、左右方向への反射音の性質は平面反射になる構造としました。
とあるように、
パネルを既存のSVパネルのような凹凸のあるものでなく、凹凸のないものがいいのでしょうか?

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> 既存のSVパネルのような凹凸のあるものでなく、凹凸のないものがいいのでしょうか?
■A(水平拡散反射)とB(水平拡散反射)の境目に30cm程度以上の平面があった方が左右方向の分解能が高くなります。
http://www.salogic.com/home.files/RoomBuild/RoomBuild2.htm

下記例では
http://www.salogic.com/home-select.files/home-25-sub.htm

ミッドバスの吸音特性のみを持たせた凸凹のない特注SVパネルを正面の壁に配置し、その手前にSPパネルとCTパネルを設置しました。

結果、リスニングポイントから見て、SPパネルとCTパネル(水平拡散・ミッドバス吸音)の境目に平面パネル(ミッドバス吸音)が30cm以上見えています。

フロント側全体をSVパネルにするのであれば、SPパネルとCTパネルの間に凸凹の無いSVパネルを挟み込むと良いでしょう。

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ご返事ありがとうございます。
> 下記例では
> http://www.salogic.com/home-select.files/home-25-sub.htm
>
> ミッドバスの吸音特性のみを持たせた凸凹のない特注SVパネルを正面の壁に配置し、その手前にSPパネルとCTパネルを設置しました。
>
> 結果、リスニングポイントから見て、SPパネルとCTパネル(水平拡散・ミッドバス吸音)の境目に平面パネル(ミッドバス吸音)が30cm以上見えています。
>
> フロント側全体をSVパネルにするのであれば、SPパネルとCTパネルの間に凸凹の無いSVパネルを挟み込むと良いでしょう。

CTパネルを置かずにその代わりのパネルを壁につけるということを考えているわけです。
たとえば、
http://www.salogic.com/Shimizu-cho-Hall/shimizu-cho-hall01.html
ではそのようにされていると思います。
フロント側全体をパネルにするのはコストがかかりますので、SPの間の中央部のみ、1200の高さのパネル4枚を腰板のように壁に貼り付けることを考えています。
パネルを既存のSVパネルのような凹凸のあるもの(http://www.salogic.com/Shimizu-cho-Hall/shimizu-cho-hall01.html
のように)でなく、
http://www.salogic.com/home-select.files/home-25-sub.htm
のような凹凸のないものがいいのでしょうか?

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凸凹はサウンドステージの奥行き方向の立体感を出すためのものです。abcさんの実験結果と同じ効果を出すためには、凸凹のある標準パネルを設置して下さい。

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冒頭から話が逸れてしまいますが、デモルームの躯体の製作は打ち合わせの利便性も考慮して地元のプレカット工場に頼もうと計画したのですが、オーディオルームのプレカットは無理難題が多く、日本最大の設備を誇る ポラテック(株)にお願いする事になりました。
http://www.polus-tec.jp/ikkantaisei/kakou.html

メールと図面による基本設計が完了したので、一昨日東京に出向き、プレカット設計の詳細の詰めを行いました。

そのついでに一泊してサムネール50番の惣野さんのリスニングルームをお尋ねしました。
http://www.salogic.com/home-select.files/home-50.htm

現在は上記写真のセンターにあるQRDが撤去され、同じ場所に日東紡音響のAGSが設置されています。
http://www.noe.co.jp/product/pdt1/pd1_12.html
http://www.noe.co.jp/product/pdt1/pd1_12_01.html

ところで、センターに置くLVやSVパネルは、V字置きで最大の調音効果が得られるように設計されており、V字の角度でボーカルの定位と低音楽器のヌケを調整をする仕組みのため、平面置きは推奨外としてあります。

abcさんのようにご自身の耳で確認していただき、必要十分な効果が得られていることを確認して設置して下さい。

SVパネルのV字置きがスペース的に無理で(ホームシアターなど)平面に置くのであれば、惣野さんのリスニングルームで聴かせて頂いたAGSがベストと思います。

スピーカーパネルGallery-SV、センターパネルAGS、の組み合わせが、デサイン・音の両面で、センターパネルが平面の場合の最強の組み合わせでしょう。

ところでデモルームでは、できれば壁そのものを調音パネルにしたいと考えています。

据え置き型のSVやLVは位置の移動で音場の微調整ができる利点があり、そこを捨てるリスクがありますが、新築するのであれば一体型にしたいですよね。

SVパネルは表と裏から同じ低音の音圧がかかったときにミッドバスの吸音帯域が設計値になる構造ですから、単純に壁に嵌め込むことは出来ず、新規に設計し直さなければなりません。

センター設置の平面パネルも必要になるので構想を練っているところです。

現時点では平面設置のセンターパネルはAGSをお勧めします。

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メールでご質問を頂きましたので、SV+AGSについて補足します。

> SV1800spを壁に押しつけるようにして設置しているが、ミッドバスの吸音特性に影響はないのですか?

■自立型のSV1800spであれば目立った影響は出ません。部屋の壁にビスなどで固定する場合は、パネル裏の上・下端に厚さ10mm以上の角材を夾み固定して下さい。

> 石膏ボードに壁紙の部屋で、ブーミーな低音のカブリが多くてSVパネルを多数(センターはSV1300ct x 3)設置しています。センターパネルをAGSに置き換えると、低音はどうなりますか?

■石膏ボードの部屋は大多数のケースでミッドバスの響きが多すぎるブーミーな音場になります。SVパネルが壁振動によるブーミーな輻射音を吸音してボンツキを隠しているはずなので、SVパネルを撤去しての置き換えはお勧め出来ません。

SV1300ctをリスナー後方の壁際に移動するなどして、ミッドバスの吸音量を減らさない工夫をした上で、AGSを置けば良いでしょう。

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私は自宅の壁の弱さによる定在波の解消を目的に、凸凹のない特注SVパネルを貼り付けたいと思っています。
> ■自立型のSV1800spであれば目立った影響は出ません。部屋の壁にビスなどで固定する場合は、パネル裏の上・下端に厚さ10mm以上の角材を夾み固定して下さい。
1.たとえば、
http://www.salogic.com/home-select.files/home-25-sub.htm

http://blogs.yahoo.co.jp/hanahanahanako/MYBLOG/yblog.html?m=lc&sv=%A5%B5%A1%BC%A5%ED%A5%B8%A5%C3%A5%AF&sk=0
の壁に貼り付けたパネルは、パネル裏の上・下端に厚さ10mm以上の角材を夾み固定してあるのでしょうか。
2.また凸凹のない特注SVパネルとは、通常の凸凹のあるSVパネルと比較して、凸凹が無く他の構造は同じものと考えればいいでしょうか?
3.パネル裏の上・下端に厚さ10mm以上の角材を夾み固定せず直接貼り付けた場合、どのような問題点があるのでしょうか?

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> 壁に貼り付けたパネルは、パネル裏の上・下端に厚さ10mm以上の角材を夾み固定してあるのでしょうか。

http://www.salogic.com/home-select.files/home-25-sub.htm
■写真にも写っていますが、2400mmの左右壁パネルは上・中・下の裏側に横桟を入れて3点止めになっています。桟木の厚さは20mmくらいと記憶しています。

http://blogs.yahoo.co.jp/hanahanahanako/MYBLOG/yblog.html?m=lc&sv=%A5%B5%A1%BC%A5%ED%A5%B8%A5%C3%A5%AF&sk=0
■ガラス戸の手前のパネルは上下の窓枠に固定してあり、アルミサッシが自由に移動できる隙間が空いています。写真によるとガラスまで25mmくらいでしょう。

■対向面のパネルは、壁をくり貫いて嵌め込んであるので、CD棚の奥行きに相当する空間があります。

> 2.また凸凹のない特注SVパネルとは、通常の凸凹のあるSVパネルと比較して、凸凹が無く他の構造は同じものと考えればいいでしょうか?
■同じ構造です、従って高音域の水平拡散反射無し、ミッドバスの吸音特性のみ有効です。

> 3.パネル裏の上・下端に厚さ10mm以上の角材を夾み固定せず直接貼り付けた場合、どのような問題点があるのでしょうか?
■ミッドバスの吸音帯域が設計値からズレてしまいます。既存壁の質により結果が異なるのですが、一般に125〜400Hzのブーミング帯域の低い方が吸音されずに残ってしまいます。

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