LV1800sp 設置方法について
設置の件でアドバイスをして頂きたく、メールをいたしました。
ブーミングの解消を試行錯誤していたところ御社のホームページに行きつきました。ホームページではブーミングの解消、音の広がりなど様々な恩恵が受けられるパネルとの事で、初めてチューニングパネルの導入を検討し、先日LV1800SP4枚を購入させて頂きました。
設置後、ブーミングの解消はあったのですが、音の広がりが期待ほど感じられませんでした。特に上への広がりがありませんでした。
使用しているスピーカーはJBL4318です。JBL43系はバッフル面が大きいため音離れがしにくいとの事ですか、やはり、センターパネル、サイドパネルもしくはスピーカーを包むようにパネルの追加を行わなければ包み込まれるような音は出せないのでしょうか。
現在設置方法は、110度くらいの開きで壁から、10センチほどはなしてあります。スピーカーとの距離は15センチほどあります。
アンプは床置きでスピーカーの間はしっかりと空間がとれております。絨毯は敷いてありません。
アドバイスよろしくお願いします。
部屋の広さや壁の材質が不明ですので、一般論でお答えします。
サウンドステージの3次元の拡がりは、LVパネルの表面の構造が音源に含まれる残響音などの間接音をその表面に引き付けて作り出すものです。
従ってリスニングポイントから視覚で見えるパネルの表面積が大きいほどその効果が強くなります。
大型SPはキャビネットがパネル表面を視覚から隠してしまうことと、それ自身のバッフルに間接音を引き寄せてしまい、楽器の実音と間接音が同じ場所に定位するため立体感が出にくいのです。
パネルが沢山見えるようにするにはSPをリスナー寄りの手前内側に引き出せば良く、SPの間隔が狭くなったり、リスナーとの距離が短くなったりして実用には適さないかもしれませんが、テストとしてお試し下さい。
効果を確認して頂いた上で、やはりSPとパネルを近接配置せざるを得ないのであれば、パネルの数を増やします。方法は下記を参考にして下さい。
1.奥行き方向への拡がりは、SPパネルの蝶番を外してSPの内側にパネルがはみ出す位置まで正面のパネルをずらすのが最もローコストです。但し低音のブーミー感が残っていればSPパネルを3連にして内側に出っ張らすか、センターパネルの設置を考えて下さい。
2.リスナーを包み込む横への拡がりはSPバッフルの横に1500〜1200のサイドパネルを置くか、壁面の一次反射付近に900のサイドパネルを置く方法がありますが、900を置くスペースがあれば900の方がローコストです。下記のサイドパネルの説明を参照して下さい。
http://www.salogic.com/home-select.files/home-129.htm
http://www.salogic.com/Cheerfulness/Cheerfulness.html
http://www.salogic.com/home-select.files/home-126.htm
高さも上記方法で追加されます。バッソを加えると低音楽器が着地するため、SPパネルの高さを出す効果がより際立ちます。
http://www.salogic.com/home-select.files/home-82.htm
長野〜岡山間のエリアであれば、無償ルームチューンの予定がございます。ご利用下さい。
早速の返信ありがとうございます。
部屋は6畳の縦使いです。
ご指導内容の、スピーカーをリスナー寄りの手前内側に引き出してみたところ、今までスピーカーに張り付いていた音が広がりました。
ただそれど同時に、ブーミー感が若干増えてしまった感じがします。
パネルから離した事、内側に移動して背面がパネルからはみ出た事が影響しているのでしょうか。
もう一つの蝶番を外す方法で奥行きへの広がりを試し、ブーミー感が気になるようであればパネルの追加を検討してみようと思います。
リスナーを包み込む横への広がりなども是非体験したいので徐々にバージョンアップをしていきたいと思います。
ちなみにさいたま市在住なので。近くで無償ルームチューンが行われる事があれば是非お願いしたいです。