ドナルドタカヤマ
ハワイアンプロデザインのDT2は、シングルフィンで乗った事ありますか?またはシングルフィンはオススメできないボードですかね?ポリッシュとかもよくわからないので、高価な買い物に色々躊躇しております。
投稿日:2020年 6月 9日(火)23時00分45秒
このたびはお問い合わせいただきまことにありがとうございます。
DT2はマニューバーを意識したスタビライザーのついたオールラウンドタイプのロングボードです。
基本的には、サイドフィンを装着して使用することを前提としてデザインされていますので2+1でご使用されたほうが、ボード本来の性能を発揮できると思います。
サイドフィン付きのロングボードはもともと「ショートボードのようにロングボードを動かす」というコンセプトでボードが作られているため、一般的にボードが短く、テールが細く、軽量でロッカーが強くなります。
全体的にダウンレールが多く、テールまわりのレールにはエッジが施されています。ボトムにはVEEが施されています。
このようなボードは波から受ける力が小さく、そしてボード全体に力が伝わらないためテイクオフが遅くなります。
そして、波の斜面をすべる落ちる感覚もないので、ウネリからテイクオフすることが比較的難しくなります。
また、このボードを使ってハイパフォーマンスのラインを描くにはまずボードにスピードが必要となりますが、そのスピードを得るためにボードを波の斜面を使ってアップスンダウン(アップスン)を繰り返す必要があります。
そのためうまくボードを操れない場合は、ボードは加速せず、不安定になります。
波のコンディション(サイズとパワーが必要)、技量が整えばショートボードのようなマニューバーを描くこともできますが、技量、コンディションが整わなければ、バランスの悪いボードの上に立っている状態になります。
ただし、シングルフィンロングボードが優れていて、サイドフィン付きのロングボードが劣っているという意味ではありません。
もっとゆったりと簡単にサーフィンを楽しみたいとお考えであれば、シングルフィン、ソフトレール、抑えめのロッカー、ボトムの形状はフラット部分が多く、適度な重量があるボードという選択がおすすめでございます。
もし、ご来店が可能でしたら、当店で人気のファットキャットやスタイリストは無料で試乗ボードをご用意しておりますので、お気軽に何度でもお試ししてみてください。
他にご不明な点がございましたら、お気軽にご連絡ください。
なにとぞよろしくお願いいたします。
シーコング東京江戸川店
渡辺