MENU
25,971

スレッドNo.103

「やまゆり」からいのちを問い続ける横浜フォーラム 参加報告

10月18日に開催された第10回「やまゆり」からいのちを問い続ける横浜フォーラムでは、『イベント化する共生』~やまゆり園事件から10年~をテーマにシンポジウムが行われた。早稲田大学教授の荒井さんは、「10年という時間が経っても社会全体でこの事件を教訓に何かを共有できた感覚が無い、この事件をきっかけにして何か教訓のようなものを社会全体で分かち合えているとはとても思えない。」と発言、2つのアンケート調査の結果を紹介した。1つめは横浜市の人権に関する市民意識調査で、「身体障害のある人をジロジロ見るのは問題」と考える人は10年前の30.5%から54.5%になった。しかし、2つめの大手新聞のアンケートでは「差別は許されない」と考える人は72.9%から45.7%に減少していた。差別に関することが「人権」でなく「マナー」になっているのではないか?と問題提起した。
続いて実行委員長でもある渋谷さんは、事件直後に当事者団体として県との話し合いの場を持った際に、県の職員が黒・グレーなどの哀悼の意を示す服装ではなく、全員ブルーの「ともいきTシャツ」を着てきたことにショックを受けた。そこからは県の当事者性も危機感も感じられなかったと話された。県は「共生」をめざすとして啓蒙活動やイベントを開催するが、イベントは「ハレ」であり、日常の暮らしは「ケ」だ。「ハレ」の空間で行われるイベントでは日常生活を変容することはできない。日常生活のあらゆる場面で、障害者と健常者が向き合う社会を作ること、それ以外に「共生」はあり得ない、との発言に共感が広がった。
シンポジウムに続き、後半は参加者の語らいの時間が設けられ、熱心な意見交換が行われた。
「真に深刻な排除は見えにくい。目に見えないところで住み分けが進んでしまっていて、『共に生きる』を考える手前で止まっている。」との発言が心に残った。

引用して返信編集・削除(未編集)

このスレッドに返信

ロケットBBS

Page Top