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スレッドNo.80

原発再稼働と「核燃料サイクルの破綻」〜行き先もなく「死の灰」を作るな〜

 18日に神奈川地域労働文化会館で「ストッププルトニウム神奈川連絡会」主催の講演会が開催された。前ピースデポ代表の湯浅 一郎さんが、標記の演題で話された。内容は次の5点にまとめられ、その一部を紹介します。
1.東日本にも及ぶ原発再稼働の動き
2013.7原子力規制委員会による「新規制基準」施行。地元の同意を経て、安全性が確認されたとされる一部の原発から順次再稼働へ。2024.11東北電・女川2号機再稼働、2025.11北電・泊原発3号機再稼働認可。2026.1中部電の浜岡原発が基準振動データ改竄が発覚し審査は白紙に戻る。
2.「原発を動かす」とは何をすることか?
原子核分裂をゆっくり起こすことで熱エネルギーが発生し、それにより電気をつくる。その結果、燃料棒の中に核分裂生成物(いわゆる「死の灰」)、核兵器の原料ともなるプルトニウムが溜まっていく。そして同時に得た熱エネルギーの3分の2を海洋に放出する。原発を稼働すれば、日々、「死の灰」とプルトニウムをため込んだ使用済み核燃料が溜まっていく。
3.「使用済み燃料中間貯蔵施設」とは?
再処理が進まず「核燃料サイクルが破綻」し、使用済み燃料の持って行き場所がないのに、原発だけは稼働する。これにより使用済み燃料が原発サイトに溜まっていく。2000年を前後する頃、東電、関電が「一時貯蔵」施設を原発サイトの外に求め始める。同年6月に原発敷地外で使用済み燃料の貯蔵が可能になる。「中間貯蔵」は「永久貯蔵」になりかねない。持ち出そうとしたとき、動いている再処理工場はない。
4.破綻している核燃料サイクル
軽水炉サイクルでは、「六ヶ所」再処理工場は竣工を26回延期。1993年着工、1997年完成予定だった。2006年アクティブ試験で廃液漏れ。完成はバツに近い。高速増殖炉サイクルでは、原型炉「もんじゅ」が1985年に着工され1995年発電開始されたものの同年12月にNa漏れを起こし、廃炉が決定。高レベル廃棄物処分場の候補地すら未定。
5.英国の核燃料サイクル中止に学べ
2025.1英エネルギー安全保障・ネットゼロ省、保有プルトニウムの地層処分を進めると発表。「核燃料サイクル」政策を変更し、プルトニウムを事実上「ゴミ扱い」にする。民生用プルトニウム約120トンを地中処分。21.7トンを保管する日本は沈黙。日本の高レベル廃棄物処分は地層を考えても候補地の見込みなし。「未来にツケを残す」だけの刹那主義から抜け出さねばならない!中間貯蔵施設建設を止めることで、その矛盾を浮き彫りにし、原子力依存を止めよう。

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