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スレッドNo.12

昭和に戻れるなら…

T先生

ブログを興味深く拝見しています。
昭和の時代に戻せば良い、について、本当にそうだと思います。

平成から令和の時代に学校に入ってきたもので、教育的効果があるものは、極めて少ないように思います。
素人(大学の先生を含む)が考えて押し付けたものなんて、そんなものでしょう。
その点、部活動の教育効果は絶大です。
現場の教員(のうち年配)が部活動を手放さないのは、そういうことです。

ただ、昭和に戻したところで、悲しいかな、コンプライアンスの時代に部活動は学校では生き残れないでしょう。
教員の勤務時間からはみ出してしまいます。
たとえば、学級担任を複数にして、シフト制にするのであれば話は別ですが。
(個人的には、1クラスの人数を増やして、教員の数を同じにすれば良いと思っていますが。)

今の学校では、生徒も保護者も(生徒指導案件について)時間外は対応できない、という話には非常に良く理解を示してくれます。
入学式の時に保護者の前できっちり話しておいたからということもありますが、少し前なら、そのような話は通用しませんでした。
そして、少し前なら、学校は生徒にとって良いと思われることを(善意で)繰り出してくれるところでしたが、今はただの教育サービス提供の場です。
上の者がやれと言ったことをつつがなく実行することが仕事だと思う教員が増えました。
(少なくとも、目の前の生徒の実態には合わせる気はないし、合わせるとしたら、上の者が分析した生徒像に対してです。)
そんな学校で、上の者は大手を振って部活動をしろとは言えませんから、部活動は衰退せざるを得ません。(しばらくはのらりくらりやるでしょうが。)
少なくとも私の周りはそうなってしまいました。

私が今勤めている学校は、中身を昭和に戻したら、きっと何も残らなくなるでしょう。
誰も主体的に中身を作ろうとしないからです。
生徒を「主体性」まで評価する時代に、実は教員の主体性がなくなっているとは、大いなる皮肉です。
そんな教職員集団で仕事をするのが、私は苦痛で仕方ありません。
他校はまだマシなのではないか、という一縷の望みをかけていますが、そもそも転勤はさせてもらえないでしょうね。

一時期は、そんな気持ちを抱え込んで極限まで行きそうになりましたが、頑張りたいという気持ちを封印したら、非常に楽になりました。
面白くはないですが。

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