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スレッドNo.180

QUADの魅力

KANさん、お便りありがとうございます。再検査が無事済んでよかったですね。健康が一番です。私も最近は、自分の健康のありがたさを、日々実感しています。

KANさんのSACDプレイヤー調整のお話しをきいて、私も最新のSACDプレイヤーを聴いてみたくなりました。音の生々しさが向上していると想像しています。また、QUADの体験談ありがとうございました。縁があれば、606Aを聴いてみたいと思っています。また、カレン・ソウザーの愛聴盤の具体的なアルバムがあれば教えて下さい。

つぎは、私がこの2か月間の、QUADによるタンノイの音作りの記録です。

今年7月、35年使用してきたカンノ300Bアンプが故障しました。今後10年先を考えて、これを機会にプリもメインもオーバーホールに出しました。期間は2か月以上かかる予定です。そこで、音楽が聴けないと寂しいので、オーバーホールが終わるまで、手持ちのアンプQUAD44+405で、代用していこうと計画しました。

長く真空管の音を聴いてきています。久しぶりのトランジスタです。一聴して、これは、なかり手ごわいぞと感じました。響きが堅く聴こえます。しかし素性は悪くありません。最初は、現状のまま、QUADをつないでいましたが、やはり、300Bとは、音の違いは大きいものでした。これから、調整が必要であると感じました。

1番目は、K-597ツィーターを、うまく工夫して、高域の質を向上きたらと考えました。QUADは300Bより、音は、めりはりがある音なので、調整が必要でした。思い切ってk-597のコンデンサーの値を1.0μFに変えました。すると、楽器の響きが良い方向へと変化し、音に大きな変化ができました。これで音が大きく改善されました。前後の位置を調整しました。弦とボーカルが生々しくなってきました。まずは、ツィーターの調整で一歩進みました。

次は、器楽曲、ボーカル、オーケストラなどでエージングします。音楽的になるところまでもっていかなければなりません。できるだけ、QUADの音の良さを伸ばしていこう。音を大きめにして、響きをうまく出せるようにしました。すると、やっと箱全体でオーケストラが鳴るように変化してきた。エージングにて、鳴るようにしました。オーケストラでは、左右と上下の音場を、いかに臨場感を出しながら、細かい楽器の音も鮮明になり、うまくハーモニーを出していくかを考えて調整していきました。

次は、タンノイのネットワークの調整です。高域のコンデンサーを変えたので、ネットワークのレベルの調整をしてみました。高域のレベルを一段落としました。続いて、低域のレベルも1段落としました。すると全体のつながりが良くなり、品格がでてきて、まとまりが出てきました。カチットした響きであり、低域が箱全体で鳴りだすのに2か月かかりました。音に深みが出てきました。この2か月でQUADのアンプの成長を学びました。良い経験でした。
プリ+メインで10万円に満たない組み合わせであるQUADをなんとか、最高に鳴らす方法に取り組み、良い勉強になりました。一からの音作リは、苦しいものでした。そして、うまく使えば、QUADのアンプでも、オートグラフらしさのある音が聴けることを学びました。スピーカーの完成度の高さを再認識しました。

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1台だけさん、いつもお便りありがとうございます。また、貴重なモノラルの3枚の紹介ありがとうございました。私は、この2か月間、QUADのアンプの使いこなしで色々とやってきました。やはりオーディオは楽しいものだと思いました。

300Bアンプ以外の音は本当に久しぶりでした。QUADの音を久しぶり聴き、1台だけさんの言われていることが現実にわかってきました。トランジスタアンプの難しさと良さの両方を味わいました。

 いずれにしても、オートグラフの質の良さを、思い知らされました。オートグラフの箱は、本当に素晴らしい作りであり、ホーンスピーカーとして、本当に良くできていることを、学びました。オートグラフがうまく鳴り出した時、心の底から感動するし、色々な音作りの工夫によって、どんどん音が良い方に変化してくれることを知りました。

 オートグラフが、スカッと鳴り出すと、この音だ、という大きな喜びがありました。今回の体験は、私にとってありがたいことでした。今まで、300Bのお陰で、倍音、透明感、音楽性など、すべて300Bアンプが生み出してくれていたのだと思い知らされました。

音がうまく鳴っていないときは、どうも精神的に落ち着かない。音が鳴っているだけで面白くないのである。弦・ボーカルの美しさが伝わってこない。低域がだぶつき、音全体がにごって聴こえる。次々に聴こうという気持ちが起こらない。これが、QUADの導入の初期のオートグラフの音でした。

それが2か月後には、なんと自然で伸びやかな音作りであろう。ゆっくりと音楽を楽しもうという気持ちが出てきました。音全体が、ピラミッドバランスになっている。倍音がうまくプラスされ、弦の音が、遠くに広がって聴こえる。オーケストラの響きが、左右上下に広がり、各楽器の音が明確になり、交響曲の素晴しさを、楽しめる音になりました。この音が1台だけさんのオートグラフ使用時の音かと、やっと気づきました。

この両方を聴かせてくれたのが、QUADでした。最初は、うまく鳴っていなかった。それが、2か月間で、音楽を聴かせるように変化してきた。ネットワークの調整、ツィーターのコンデンサーの交換、ツィーターの台の交換、スピーカーのセッティングの4つの工夫で、タンノイの音がどんどん良くなってきました。これぞ、オーディオの醍醐味だと思いました。
これからも、よろしくお願いいたします。

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FUKUさん

QUADについていろいろご教示ありがとうございます。
technicsの廉ものアンプでそれなりに納得してはいるのですが、もっと上等の音にしたいという思いで
QUADを物色はしていますが、これは、というのには出会いません。
とりあえず何かQUADを経験してと思い、34, 303, 44, 405もネットで見てるのですが,それらでも旧いものなので
全部オリジナルで大丈夫だろうか、パーツを替えたものは音的にどうだろうか、またそれら以前の怪しい状態のものが
多数で回っているようでなかなか思い切れません。じっくり粘ってみるつもりですが。

ボーカルについて、旧い歌い方かつモノラルで、皆さんの好みからはずれるかもしれませんが
私の好きな物で思いつくものを挙げてみます。

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FUKUさん、とても興味深いお話し有り難う御座います。
QUAD44+405の音に触れられ、響きが硬い、メリハリがある、素性は良い、などの評価をされていましたが、多分私が感じた印象ととても近いのではと感じました。でも、その後のアプローチは流石に凄いなーと感服してしまいました。ここまで大切にされたらQUADも本望ですね。これはオートグラフの潜在能力を信じていなければ出来ないことですよね。私は好きな音質でしたが606と606Aの音質は44+405とはかなり違うと感じました。CDPのお話が出ていましたが、最近のCDPの音質とFUKUさんの使用されている慣性回転系を読み取りに用いたシステムでどちらの音質が好みかはとても興味あるところです。試される機会が有りましたら是非教えて下さい。これ迄、幾種類かのCDPを使ってきましたが、中域の充実度ではスイングアーム、one bit 方式のPhilips LHH700が良かった印象で、その後使用してきたMarantz数機種では分解能や帯域の広さに優れている様な印象でした。現在使用中のSA10ではこれに自然な音色が乗って音質はアナログに近づいたと感じています。

追伸: Karen Souzaのアルバム写真を入れておきました。これとは別にぜひ聴いて頂きたいアルバムとしてCharlie Haden とKenny BarronのNight and The Cityを入れておきました。1996年録音のライブ録音です。(以前同じ記載をしたかもしれません) ライブでこれほど自分の内面を見つめた様な演奏をするのに驚いてしまいました。上から視線の様な書き方で申し訳ないのですが私の1番のお気に入りです。

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