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スレッドNo.253

大地アースの効き目を検討

今日は花冷えで仙台は小雨で13℃、ストーブを焚いてダイアナ クラールのジャズを聴いています。

最近は仮想アースなるものが話題ですね。友人もこれを複数購入してSPの陰極に繋いだり、コントロールアンプに繋いだりと忙しい様です。原理不明とのことで私は手を出していませんが、これとは別にアンプのシャーシ電位はいつも気になっていました。私の使用しているプリとパワーアンプにはアース端子が備わっていますが、Luxmanの技術部門に問い合わせたところ、現在使用しているプリアンプもパワーアンプもケースが渦電流防止などの設計がされているためこれに大地アースは特に必要なく、XLR接続でない時に機器同士を接続するために使うとの事でした。今は全てXLR接続ですので、RHRのユニットシャーシから取ったアース(これは時に危険ですので自己責任です)だけパワーアンプのアース端子に繋いでいました。でもいつもプリとパワーアンプのシャーシ電位変化は気になっていました。そこで庭に周囲を炭の粉で囲んだ50cm四方の銅板アースを埋め、更に追加して長さ1mの太い銅製の打ち込みアース棒を併用し、きちっとした大地アースを作りました。これを長さ1.5m程度の太い銅線でパワーアンプのアース端子に接続してみました。アースのアンテナ作用を避けるため、アース線のアンプ側には念の為フェライトコアの高周波ノイズフィルターをかませました。ループアースを避けるためパワーアンプのみに接続です。接続はXLRですのでこれで SACD ・フォノアンプープリアンプ−パワーアンプ−アース が一本の直列連結で繋がった筈で、シャーシ電位は全ての機器でほぼ0(大地電位)に近くなったと思います。さて音の変化ですが大袈裟ではなく苦労が全て報われる様な変化でした。空間の表現の深さや静けさ、ボーカル、楽器の位置や音の分離、音の質量を伴った質感と繊細さが確実に上がった感じです。1週間聴いてみても変化は無くシステムの安定感も増した気がします。アースは時にノイズ源にもなるし、不用意に用いると、気が付かずにループアースになっていたりで曲者ですが今回は大正解でした。

この数週間の、労力は必要だが費用のかからないオーディオ調整でした。この作業で腰痛が増えましたが、音質の改善とのトレードと思って納得させています。閑話休題です。

引用して返信編集・削除(編集済: 2024年04月24日 15:03)

FUKUさん、暖かなコメントありがとうございます。
オーディオは苦労もありますが一生涯楽しめる素晴らしい趣味ですね。70数歳の高齢に鞭打って重い機器を動かしたりアースを作ったり、腰痛や腕の筋肉痛が起きても自分が納得して集めた機器が素晴らしい音楽を奏でてくれたらそれで全てチャラです。音楽を楽しみながら、少しずつ少しずつ自分の好きな音を求めてゆく愉悦と苦労?飽きることはありません。今のシステムの限界がどの辺にあるのか分かりませんが、これ迄の工夫への反応を見ると多分もっと高いところだと思います。

FUKUさんの御友人が持ってられるレクトアンギュラーヨークは、私が学生時代にあこがれた機種です。当時は学生の身でとても手が出ませんでした。この頃は(もう50年以上前ですが)、巷の電気店にも高級オーディオ機器があふれ、大学帰りに立ち寄ったオーディオ店や京都河原町の音楽喫茶でこの機種を良く聴かせてもらっていました。FUKUさんの言われる高域の輝きも良く覚えています。私のRHRはOld TANNOYとmodern TANNOYの端境期にあるユニットを使っていますが、あの輝くような高域とはまた一味違った音質です。Arden MK-IIの時に感じたTANNOYの高域調節とは少し違った工夫が必要なようです。

50年以上続けてきましたが、これからもこの趣味を大切に楽しんで行きたいと思っています。
季節の変わり目で体調など悪くされませんよう、FUKUさんはじめ皆さんのご投稿を楽しみにしています。

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KANさんへ

KANさん、いつも音作りに関する、お便りありがとうございます。きちっとしたアース棒を作り、実りある音作りが一歩進みましたね。おめでとうございます。KANさんの文章を読み、まさに、良きオーディオの道を歩いておられると思います。中型のタンノイのスピーカーとラックスセパレートのアンプに信頼をもっておられ、日々音作りをされる姿を拝見し、私は、多くの大切なものを教えて頂きました。

KANさんの、自分に与えられたオーディオ機器で、まず、楽しもうと考えと行動は、とても良いと思います。確かに音作りは苦労するが、楽しもうと考えたら、スムーズにいくことが多いのです。スピーカーの選択も、とても上手です。タンノイのこれだと十分に音楽を聴けるだろうという直感で、RHRを買われております。このバックロードホーンの音がとても良く、豊かな響きもだせるのです。また、アンプもメーカーの安定したセパレートアンプで、実にバランスのとれた組み合わせですね。それでいて、細かい部分で、音作りされる姿は、とても良い方向に音が向かうと思われます。

私は、先日、友人の家を訪問しました。サブに置いてあるタンノイのオリジナルである、レクタンギュラーヨークで、モニターゴールド15インチの音を、数年ぶりに聴いてきました。

やはり、新しいタンノイはフラットな音ですが、オールドタンノイは、音色が違います。特に高域がとても輝きというか艶みたいなひびきがあり、独特の音色をもっていて、弦・ボーカルは、音量を上げなくとも、静かに聴けました。そして、驚くことにJAZZが、切れがあり、躍動的に鳴っていました。このタンノイの音も好きだと思いました。たまには、他のオーディオを聴くのも、良い勉強になると思いました。

どうぞ、これからもよろしくお願いします。

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