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スレッドNo.259

ホルンの音

お久しぶりです
今年の春は短く、すぐ初夏のような気候になりましたね
メンデルスゾーンの無言歌集に「五月のそよ風」があります、私のとても好きな曲です
そう言えば日本でも「風薫る五月」と言いますね、初夏の風は魅力があるのですね

 私もみなさまと同じで、音の調整をやっているのですが、年金生活では手許不如意で
あれこれ欲しいのですが思うようになりません
ここだけの話、私の年金は「三十俵二人扶持」です(笑)

 写真のCDは、横顔でおわかりのように、ゲオルク・ショルティ指揮ウィーンフィルによる、ワーグナーの楽劇です、全部で31 CDです、この全集を買ってわかった事は、私はワグネリアンではないという事でした、ではなぜ買ったかというと、五味康祐氏がステレオサウンドの試聴室でショルティ指揮、ウィーンフィルによるパルシファルを聴いたとき
SPが鳴り出すと、同氏は恍惚状態にあったそうです、SPはどうもコーネッタのようです
また、コーネッタはⅢLZを最も上手く鳴らす箱だとも書いているわけですね
 普通ⅢLZはレッドかゴールドをさすようですね、コーネッタの時代のユニットはHPDですから五味氏が聴いたのはHPDではないかと思います、私もパルシファルを聴きたくなりこのセットを買った次第です、五味氏の時代はレコードでしたが輸入盤で探すのも大変ですからCDにしました、
 デッカの黄金時代、レコーディングディレクターのジョン・カルショーが在籍していたころ、オーディオで楽しむ楽劇を、ということで企画されたようですが、さすがに音質は秀逸だとおもいます、肝心のパルシファルですが、うちのタンノイでは恍惚状態にはなりませんでした、もっとも、五味氏の好みの音はパルシファル冒頭のほかに、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番の第2楽章ですから、弦楽器によるむせるようなハーモニーがお好きだったようです
 そして、ラインの黄金を聴いたときですが、冒頭シンセサイザーのような低音のあと、
ホルンが鳴り出して複数のホルンになるわけですが、これは、ワーグナーのホルンだとおもったわけです、それほど印象に残る音色でした、周知のとおりウィーンフィルのホルンは
原則ウィンナホルンを使用しているそうです、やはりフレンチホルンとは音色が違うのでしょうか
 指揮者のクリスティアン・ティーレマンがウィーンフィルと来日して、サントリーホール
でブルックナーの7番を演奏したライヴ録音を聴くと、第1楽章の終わりに聞こえたのは
ラインの黄金のホルンとおなじ音色でした、ほかのCDやレコードでも聴いてみましたが
それらしく聞こえるものもあれば、そうでないものもありました、私の記憶ではウィーンフィルのティンパニーは山羊の皮が張ってあるそうです、ティーレマンが楽友協会大ホールでベートーヴェンの第7番を演奏したライヴ録音を聴くと、第4楽章で聞こえるティンパニーは、少し鈍く聞こえます、樹脂製品を張ったように、切れよくは聞こえません
こうした、楽器による音色の違いは、色づけの強いといわれるタンノイでも、判別できるこ
となのでしょうか
 オーディオ評論家の評価する、ノンカラーレーションのシステム、つまりB&WのSPを
アキュフェーズのアンプで鳴らすと、この音色の違いがはっきり識別できるのでしょうか
ホルンならそれらしい音で鳴っていれば良いというものでもないように、おもいました

 KANさんお久しぶりです、相変わらず調整されているようですね、スッキリした再生は
魅力がありますね、

 FUKUさんお久しぶりです、レクタンギュラーヨークを設置されたのですね、おめでと
うございます、これから色々とご苦労もあるとおもいますが、楽しみでもありますね
はやく、オールドタンノイが楽しめるようになるといいですね


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影なびく星さん、お久しぶりです。

最近は音の調整が1とすると音楽を聴くのが9と言う所です。持っているソフトで、ワグナーはヴァリキューレの騎行などの入ったLP数枚とショルティーの指輪のCDなどですがなかなか聴く機会はありません。私もワグネリアンにはなれそうもありません。ノンカラレーションのシステムで聴くホルンの音、難しいお話しですね。友人に影なびく星さんの挙げられたスピーカーの最上機種にアキュフェーズを付けた人とエソテリックを付けた人がいますが、いずれを聴いても解像度や立体感の良さは分かるのですが、いつの間にか好みはRHRに戻ってしまいます。これは各自の音の好みの問題で有りながら、結構音楽を聴く姿勢に関係する様な気がしています。ただごく最近にB&W800の最新機種と最上級のエソテリックの組み合わせで、生のポリーニのピアノ演奏と彷彿とさせるような音楽を聴く機会がありました。

お話の中にコーネッタのことが出てきましたが、日本で言われているいわゆる「幻のコーネッタ」は、Stereo Sound誌の企画でlllLZを最高の音質で鳴らすことを目的に、1976年に三菱電機郡山製作所と井上卓也氏が共同で設計製作したフロントホーン+バスレフのボックスにlllLZを入れたものを指している様です。詳細はStere Sound誌の特集TANNOYに設計図と制作過程が載っております。亡くなった瀬川冬樹氏のお話では純正?「Tannoy Cornetta」は米国Tannoyのみで販売され、レクトアンギュラータイプとの事ですので、この形式のCornettaとは異なると思われます。以前フロントホーン+バスレフのボックスにTannoyの同軸ユニットを入れ、日本の会社からオートグラフMID (Tanno社のミニオートグラフとは全く別物)として販売されたものが有りました。形式や大きさはStereo Sound誌に掲載された設計図とかなり似たものです。少し聞いただけですが音は素晴らしいものでした。実は数日前に某再販店にかなり酷い作りの自作上記ボックスにlllLZの入ったものが”純正”Tannoy Cornettaとして高額で売られていたので、TANNOYを愛するものとしては看過できず、店員に上の様な説明をして表示を直すよう話した(すぐに直してくれました)ので帰宅してから改めて確認した次第です。影なびく星さんこの辺の経緯で私の記憶違いや間違いがあるかもしれません、別の情報など有りましたら是非教えてください。

FUKUさん、レクトアンギュラーご購入おめでとうございます。その後の様子また教えていただけましたら幸いです。

引用して返信編集・削除(編集済: 2024年05月09日 09:37)

影なびく星さん

お便りありがとうございます。

相変わらず、熱心に音楽に耳を傾けておられるのを拝見し、とても励みになります。
ところで、ワーグナーの楽劇は、確かに、レコーディングディレクターのジョン・カルショーの録音は、
素晴らしいと思います。各楽器の音が実に鮮明に録音されており、驚くばかりです。また、ホルンのお話は、
とても勉強になりました。

私もいくつか写真のようなワーグナーのCDボックスを購入してみました。影なびく星さん同様、
ワグネリアンではないと思います。あまり何回も聴くようには、なりませんでした。
しかし、1年に1回程度は聴きたくなります。

ところで、私の、スピーカーの件ですが、長年看板の国産オートグラフを聴いてきており、
一度は自分の部屋で、タンノイのオリジナルのモニターゴールドを聴いてみたくなり、
偶然にもレクタンギュラーヨークとの出会いがあり、何とか工夫して設置しております。
まだ、来たばかりですので、今のところ正常に鳴っているのを確認したばかりです。
これから、オールドタンノイの音を、聴いて楽しむつもりです。よかったら、
レッドをお持ちの影なびく星さんにアドバイスを頂けたらと思っております。

どうぞ、これからもよろしくお願いいたします。

引用して返信編集・削除(未編集)

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