修行が足りませんでした。くろしおノム タンポポの子孫繁栄戦略と開花時期
修行が足りませんでした。前回冠毛が熊手のような形と申し上げましたが、日が経つと(タンポポハンドブック保谷彰彦著P11)のように地面に対してほぼ平行になり、微風でもユラユラと飛んで行くことが分かりました。
さて、前回の実験らしきものも含め意外に数十m先まで軽く飛んで行くことが判明しました。しかし高知県中に繁栄するにはどうすればいいのか。タンポポは、思考しました。まず綿毛を和傘のように開く。そして強い風が吹かなければ種は、タンポポ本体から離れないようにする。そして強い風。
タンポポ採集を始めてとても疑問に思ったことがここ黒潮町では、12月末には咲き始めていることです。2月は、満開気味です。早くないか?受粉させる虫はいるのか。(結構いました。ハナアブや小さな甲虫)タンポポハンドブックを倍数体なので受粉しなくても大丈夫。(そうか虫は必要ないと)では、なぜこんなに早く咲くのか?
風では、ないのか。もうすぐ南からの春一番が吹きます。春一番は、強い上昇気流を伴うので、上手く行けば数十キロ先まで飛んで行く可能性があります。春一番が吹くまでに発芽条件の良い自分の周りに種を散らし、そして発芽条件の良い所に落ちる確率は低いが勢力を広げるための作戦も実行する。これなら開花を早める理由も分かるねぇ。賢いタンポポ‼️もうすぐ他の草もわさわさ生えてくるので、種まきはいつやる。今でしょう。
次回は、なぜタンポポは、日本列島と同じラインに多いのか考えてみました。