シロバナタンポポの総苞の形態
昨日は日高村の西部、佐川町の東部を調査しました。
調査したメッシュは17メッシュ、採取したサンプルは29サンプルになりました。
ほぼ全部のメッシュでシロバナタンポポを採取しましたが、総苞の形態は、形態区分の1か1に近い2で、横になる3のものはありませんでした。
図鑑では「総苞外片はやや開出し・・」と書かれており、2と3の間くらいのものが標準とされていると思います。
先にシロバナタンポポの総苞の多型でも書きましたが、季節によって形態に変異を生じており、季節の初めのころは外片が内片にくっついているものが多いと考えています。
そのことをきちんと証明するには、いくつかの生育地で、時間をおいて調査する必要がありますが、未調査地区の調査を優先するために実現していません。
タンポポ調査の期間以外の年に調査すればよいのですが、今度はタンポポのことをすっかり忘れて他の植物の調査に移りますので、証明できないまま今に至っています。