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スレッドNo.46

異郷の地で分布を広げるカンサイタンポポ

土佐市高岡町の仁淀川右岸堤防に咲くカンサイタンポポです。タンポポ調査2010の時に、高知大学の学生さんが見つけました。
仁淀川の堤防のうち、カンサイタンポポが見られる区間(右岸河口から5k~5k600m)が築かれたのは、昭和51年から昭和57年で、築堤工事において筋芝工(すじしばこう:盛土のり面の土羽打ちのとき、芝を水平の筋状に挿入する工法。)が行われています。その際、芝に混じってカンサイタンポポの種子あるいは株が移入された可能性が高いと考えています。
出身地が分かるかも?と考えて国土交通省芝の入手先を尋ねましたが、築堤から20年以上が経過しており、分かりませんでした。
異郷の地に根を下ろしたカンサイタンポポは、堤防の環境があったのか徐々に分布域を広げているように見えます。

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仁淀川堤防に咲くカンサイタンポポの総苞のバリエーションです。
仁淀川の場合、左端のほっそりしたものが多いですが、まれに中や右のものが見られます。

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在来タンポポの中でも、最もかわいい姿をしています。

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