早川豆腐店
あけましておめでとうございます。
昨日も12月23日と同様に、体に「請福」をぶちこみながら、
勇造さんの歌声とバンドの皆様の演奏、そして続木さんのピアノに酔いしれました。
オープニングから「京都ソング」が続き、大阪から「出張」してきた私は、
しばしの「旅行気分」を味わいましたが、「早川豆腐店」には、目頭が熱くなりました。
私事ですが、私は35年ぐらい前に、北海道でウイスキー営業の仕事をしておりました。
卸店⇒小売店(酒屋)⇒業務店（バー、スナック）を訪問する仕事は、多忙でしたが、やりがいもありました。
その中で、Ｋ酒店の社長であるＫさんに、本当にかわいがっていただきました。
駆け出しの半人前だった私は、Ｋさんから多くのことを教わりました。
誠実実直な商売のやりかたによって、Ｋ酒店は多くの顧客から信頼されていました。
2021年の年賀状で、高齢のためにK酒店が閉店したことを知らされ、
2023年12月26日に届いた葉書で、Kさんが87歳で他界されたことを知りました。
Kさんの奥さんに電話をかけ、おくやみと感謝の気持ちを伝えたばかりだったので、
勇造さんが歌う、誠実実直に豆腐を作り売り続けてきた早川さんの姿とKさんが自分の中で重なり、
目から流れ落ちるものをぬぐっておりました。
お兄さんのことを歌った、「一番上の兄」など、
誠実に生きる市井の人をテーマにした歌も、
ホンマすばらしいんですよね、勇造さんは。
絶望的な自公国政、悪夢のような「維新」大阪府政市政が続きますが、
2024年も、早川さん、Kさん、勇造さんのように、誠実実直に生きていきたいと思います。
そして勇造さんのライブでは、体に酒と音楽をぶちこみながら、楽しみたいと思います。
