こんにちは。
きっこさん、ラスカルさん、皆さんこんばんは。梅雨明けはもうすぐでしょうが、秋田県は今大変な降り方ですね。地球温暖化がこのような形で現れているのでしょうか?
35℃35℃と続いて38℃になった時は、これは風通しのいい百葉箱の中の温度であるからアスファルト・ジャングルの東京の舗道は熱せられてそれより3℃は高くなるから体温よりも高い自然の高熱状態となり、近隣の紫陽花が皆、
かんばせの悪しきあぢさゐばかりなり
と青ざめて薄汚れた緑色ばかりになり「これは新種かしら」といぶかしんでいたら、お客の裏庭で純白を誇っていたアメリカ産のエドガー・アラン・ポーの最後の詩「Annabel Lee」に出て来る薄幸の少女の名をとった「アナベル」が枯れて緑色になっているので、そう言えば紫陽花の花と言われている部分は装飾花で、真ん中の花序が本物の花なので枯れると元の緑の葉っぱに戻るのかという当たり前のことに初めて気づいた。
鎌倉に住んでいた時は極楽寺駅の坂の上の成就院の普通の紫陽花の倍の大きさの見事な紫陽花ばかり見ていたので、成就院の紫陽花は花の盛りの時に全部剪られてトラックの荷台に山盛りの紫陽花を近隣が貰いに来るので我が家でも貰って毎年家を彩っていたから、俳句をやるようになってしみじみ見るようになったので、確かに薔薇のように紫陽花も冬はドライフラワー化するのは知っていたが、何せ三十五年近く紫陽花寺の紫陽花を見て来たので、真似し漫才田舎の乞食の明月院の紫陽花など貧弱で屁のようなもので成就院にあやかって紫陽花を集客のために植えていた頃から知っているので、明月院の山頂に近い荒れ庭は風情があるがあじさい寺と名乗るにはおこがましい貧相なただ同じような紫陽花が咲いているだけで、田舎は紫陽花を便所の下部の明かり窓の目隠しに植えていたので便所花と田舎で呼ばれた「便所花寺」がふさわしい。神社仏閣にはこういう下卑た客寄せが多いので、そういうところには神様も仏様もいないので、あ、ここにはいねえなとすぐわかる。
七変化褪せて葉つぱに戻るかな
写真は我が庵の町内の顔色の悪い紫陽花たち。