おはようございます(^^)
きっこさん、猫髭さん、皆さんこんばんは。猫髭さんのご紹介される写真の写りが鮮明なのは腕前はもとよりカメラが良いのだろうと思っていましたが、20倍光学ズームで接写も来いなんですね。最近小生はもっぱらスマホカメラを便利に使っていますから、とてもデジカメに鮮明さはかないません。デジカメだと一度スマホに写真を移さないと投稿できませんからそれが面倒になってスマホ派になってしまいました(^^)。
今日は風が強くて青田波が盛んに見られました。
「水なます」というのは獲れ立てのアジを小さく刺身に切って、浅葱、紫蘇、茗荷といった香味野菜を微塵切りにして散らした味噌汁に氷と一緒に入れてかっこむ、夏が旬の魚の刺身を氷の味噌汁で食らう漁師料理で、真鯒(マゴチ)の刺身と鯵の水膾、それに胡麻鯖と青唐辛子の叩きが真夏の刺身の醍醐味だろうか。
マゴチは50センチほどになる流線型の鯰のような海の魚だが、この白身の涼しい味は口中に夏の海の涼味が広がる旨さで逗子に住んでいたときは釣船で生き鰯を背掛けにして泳がせているとマゴチが尻尾から噛みつき全部食うまで40数えろというぐらい上げ時が難しく、がぶがぶ引きが強いのでもういいだろうと竿を上げると鰯の頭しか残らないという難しい沖釣りで起き竿にしていたら大物が掛かったということもあり、わたくしは鎌倉の魚屋にいいのが入ったら電話をもらい取りに行っていた。仙台の堤防で投げ釣りで良型の鯒がばんばん釣れる釣番組を見て仙台に引っ越そうかと思ったぐらい夏の魚の刺身と言えば鯒で、幸い東京では見た目がグロいので誰も買わないから、冬場のホウボウと同じで魚音痴の東京では入れば魚屋から連絡があるから田舎の高級魚が都会では半値八掛け五割引で手に入るから、一万円出して釣船に乗るより安上がりなのだ。
胡麻鯖と青唐辛子の叩きというのも漁師料理で、真鯖は秋が脂が乗るので、初夏の七月までは実は胡麻鯖の方が脂が乗っていて旨いのである。釣れても真鯖の方が(それも回遊しない根付きの鯖は背中の模様が黄金色になって脂の乗りが凄いので鯖の生き腐りどころか、刺身でも驚くほどの旨味で船から下りたらそのまま番屋で刺身にして食べる醍醐味は太公望の舌鼓の鳴りっぱなしである。持ち帰って塩焼きにしても絶品だが、煙で鯖小屋と化すので外で七輪で焼かないと怒られる)旨いので外道扱いで胡麻鯖はリリースされるが、脂の乗った夏の胡麻鯖はクーラーで氷漬けにして腹が凍るほど冷やして、番屋で冷凍した青唐辛子を微塵切りにして、胡麻鯖の刺身と合わせて叩き、これを生姜醤油で食うと、初めての者は顔を見合わせて旨いと目を丸くする。腹が凍るほどぎんぎんに冷やすのは夏場は傷みやすくアナサキスという虫もいるので用心のためで調理は漁師に任せた方が無難だが、小坪の番屋で食べる胡麻鯖と青唐辛子の叩きは夏が来れば思い出す小坪の味である。白魚の刺身も旨かったなあ。
大洗の磯浜に生まれ那珂湊で育った海に繋がれた日々は骨の髄まで沁み込んでいる。山は虫が多いし、落ちたら死ぬしで、海はクラゲはいるけど落ちても泳げるから安心なのかも。まあ、津波にはやられたので目の前が砂浜の家にはもう住めないが、墓場は大洗の高台だから死ねば海のそばで眠れるということで、母は生まれ故郷にお墓が出来てもう安心して死ねると言っていたが、わたくしは全然そんな気にはなれない。ひとりでゆっくり眠れるところがいいねえ(おいおい)。
写真はぶりの粗を寄せ集めてこそげたもの。鰤はカマの塩焼しか買わず刺身は脂ぎっていて不味いので、粗の方がびんちょう鮪のようで旨い。というか、わたくしは鮪とかほとんど田舎にいた時から他に旨い魚はいくらでもあるのに納豆と一緒でないと食えない鮪には興味がないが、大きい粗はうまいので頬っぺたとかカマとか目玉の裏(ここの刺身がトロなどより圧倒的に旨い)とか頭の三本の身とかとかはひらめの縁側ではないが好きである。鮪も牛肉も高いのでもっと安くておいしいものは山ほどあるので、鮨屋で鮪を食べないし(小肌を代表とする光物が好み)牛肉より骨付き鶏の腿肉や塩豚の自家製ベーコンの方がおいしいし飽きない。海外は郷に入らば郷に従うのは礼儀だから招待されれば断らないが海辺ではシーフードが圧倒的に多いし、海外でも市場で食材を調達して料理を作るのでパーティ好きのアメリカではよく猫髭シェフの出番で料理ビデオまで撮って、子どもたちも喜んで食ってたなあ。料理と音楽は国境を越えるのだ。
そうそう、メインのパソコンが電源系統が故障で、これは2014年の中古を2万2千円で買ったのですが、OSがWindows11と新し過ぎてまだメールや外部ディスクの認識がうまく行っていないので、なかなか返信もままならないので、ここでハジメ2018さんのカメラの質問に答えると、わたくしのはSONYのDSC-WX350というコンパクトデジカメで4万円くらいで(今は中古で4000円くらい)光学20倍ズームで接写から望遠までこなします。もとはミノルタのサイバーショット・シリーズのファンで1号機が引退の時期で(保守打ち切り)掌に入るサイズにしました。