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スレッドNo.1

引き続き

よろしくお願いします。

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>「発振防止用Zobelフィルタ」が付いていないので、別回路です。
ということですが、Zobelフィルタを発振防止用の目的で入れているのならば、その定数を検討する前に、Zobelフィルタなしの特性を理解すべきと思います。
本来は、ループゲインを計測すべきですが、この回路の場合は簡単ではありません。
使用しているOPアンプがレールツーレール出力であり、エミッタ接地の出力段になっていること、さらにダイヤモンドバッファが付加されていますが、バッファの入力と出力が(ほぼ)ショートされており、出力にどのように寄与しているのかよくわからない(たぶん相当重い負荷でなければダイヤモンドバッファは動作していないと思います)、定電流ダイオードを使っているが非直線領域である、などの点で一筋縄ではいきません。
この回路のループゲインを測定するには、Middlebrook法、
https://www.analog.com/jp/resources/technical-articles/tnj-055.html
を使う必要がありそうですが、シミュレーション上ではまだしも、現実に測定するのはかなり困難です。

そもそも、Zobelネットワークを入れるのは、負荷が抵抗性になるように、この回路の場合は、ヘッドホンのインピーダンスが高域になるにつれ上昇することをキャンセルするものです。
データシートには明記されていませんが、レールツーレール出力のOPアンプは負荷の大きさによってゲインが変わります。
高域の負荷が軽くなると、ループゲインが上がって発振に至ります。
しかし、私の記事では負荷として抵抗しか使用していませんから、本来の意味でZobelネットワークを使用する必然性はありません。
現に負荷の抵抗が低い場合は発振していません。
その範囲で測定した結果には意味があり、この回路の特徴が現れているはずですので、「別回路です」という指摘はあたらないと思います。

「別回路だ」というのなら、どういう意味で別な回路なのか、どのように動作が異なるのか、指摘していただけませんか。

どのような位相補償が適切なのかについては、上で触れた方法によるループゲインを測定してみなければ明確に言えませんが、ZobelネットワークのRを軽くして、Lによるアイソレータを入れるのが良いと思います。
いずれにしても、位相補償の定数を測定・考察なしに決めるのは設計と呼べるものではないと思います。

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8 nabe氏の高品質な低電圧ヘッドホンアンプの
図 162: 試作したnabeアンプの回路図ですが、
「発振防止用Zobelフィルタ」が付いていないので、別回路です。

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