レンジャクに見る進化の不思議
2月から3月の限られた時期に飛来して、ユニークな風貌で人気のレンジャクですが、
尾羽の先と翼の一部が色違いの2種いることも興味深い点です。
元は1種だったのが二つに分かれたのは間違いないでしょうが、なぜ赤と黄になったのか?
野鳥にはオスメス地味な目立たない色をしている種とオスだけ目立つ色をしている種、
そしてレンジャクのようにオスもメスも目立つ外見をしてる種もいます。
自分の身を守る事では不利になる目立つ外見は『性淘汰説』で仕組みは説明できますが、
「なぜ異性が目立つ外見を好むようになったのか」という根本的な疑問は説明出ません。
ましてや、レンジャクの尾が赤と黄になった理由となると全く霧の中です!
野鳥には単に目立つ色ではなく、細かく美しい模様をしてる種が少なからずいます。
少しずつ重なる何枚もの羽とそのファイバーの組み合わせで出来てる模様を、世代交代の積み重ねで完成させるには、緻密な計算の上でやったとしても難しい事と思いますが、進化のメカニズムの主流の考え方からすると方向性があって出来たものではなく、結果として偶然出来たという事になりますが?