マガンの幼鳥
渡良瀬川の中流にマガンの幼鳥らしき個体が飛来していました。
群馬ではマガンの飛来は珍しく感じます。この個体は羽の色が全体に灰色がかっていて、今の時期に見られる濃褐色の羽のマガンとはイメージが違っていました。なお、日陰にいた時の撮影だったことや画像の明度を調整した影響もあるかもしれません。
体の大きさは小さめで、近くにいたマガモより少し大きい程度でした。遠くの水面でカモの群れの中にいると、カモ類の雌との識別はかなり困難でした。
体形はガンで、嘴はピンク色で脚は橙色、嘴の基部に白色部が無いことなどからマガンの幼鳥として良いかと思われます。昨年の夏に生まれ、幼羽から第1回冬羽に換羽する前のようです。
おそらく成長が遅れていることから生じた体力差などにより、家族群で越冬地に向かう途中、この1羽だけが群れを離脱したものと思われます。