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スレッドNo.114

世界の宗教

ひとつ世界の宗教について質問したいことがあるのですが、仏教などは考え方の宗教であり、禁止している食べ物などはありませんが、ヒンドゥー教・イスラム教などの人は禁止されている食べ物がありますよね。その時点でその思想を信仰する気にはなれません。なぜその割にその宗派が多いんですか?

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ヒンドゥー教徒は牛を食べません。何故でしょうか。インドで牛は聖獣と考えられてきました。歴史的には、古代インダス文明まで遡ります。その伝統によることが理由の一つ。また、インドアーリア人は遊牧民でした。インドの地に定住し、農業を生業とした後も遊牧民の心を忘れませんでした。牛、特に雌牛は財産でした。牛は命よりも大切なものだったに違いありません。だから、彼らににとって、聖なる存在としての牛は当然の帰結だったのではないでしょうか。
次に、イスラム教徒が豚を忌む理由ですが、彼らの生活環境にあったのではないかと想像します。豚飼育が不衛生な環境で行われていたのではないか。それ故、豚はしばしば疫病の原因になったのではないでしょうか。飼育の禁止令を出しても止まない。豚は食べるな。戒律の一つとして徹底を図ったのではないかと思います。
それぞれの宗教にはそれを生み出した歴史的社会的な背景が必ずあります。禁忌の食べ物があるからと言ってその宗教を蔑むことはありません。それらが信仰されている社会では合理性があるのです。
釈尊の時代も色々な宗教がありました。釈尊はその上で中道を説かれました。中道とはほどほどということではありません。真実・真理ということです。釈尊はものごとのありのままの姿(真実・真理)を見よと教えられました。アフガニスタンでイスラム原理主義集団のタリバンが政権を握りました。前回は原理主義統治で失敗しましたが、今回はどうでしょうか。よくよく注視していきましょう。

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