MENU
55,812

スレッドNo.190

質問です。

知人にて不幸があり作法について教えて下さい。
神道の方はお線香は使わないのでしょうか?数珠等も不要でしょうか?
ご住職様の見解をお聞かせ下さい。

引用して返信編集・削除(未編集)

神道を務める者さん。的確な説明、痛み入ります。実は、当方には神道に関する知識はほとんどありません。ただ、神道つまり伝統宗教の死生観、これを死蓐観(しじょくかん)といいますが、死に対する穢れ観を仏教が取り入れたとは理解しています。
記憶だけで、申し訳ありませんが、以前、テレビで、ある地方の神道式の葬礼の映像を見たことがあります。参列者は白装束であったと、記憶しています。仏教の黒とは真逆です。白は穢れを払う象徴として葬礼に用いられたのでしょう。
伝統宗教では死は穢れの対象です。穢れを封じ込めるために、殯(もがり)をします。先帝陛下が父君昭和天皇の葬礼時、殯を実践されていたことが記憶にあります。
神道式葬礼で、線香を使うかどうかは分かりませんが、線香が穢れを払うものでもあるとすれば、線香を使う地方もあるのではないでしょうか。
また、数珠は仏教の象徴です。正式には、108、つまり、煩悩の数の数珠玉があるはずです。数珠たまをひと珠ひと玉繰ることに、おのれの煩悩を滅ぼしてゆく。このことが、本来の数珠の目的です。
神社にも燈明はありますね。その通りです。明かりを神に捧げると言うのは、諸宗教に共通の宗教儀式だと思います。明かりが神や仏、そして、教えを象徴しているのでしょう。ちなみに、仏教では、明かりは仏の教えとその導きの象徴です。暗闇で道に迷うた者たちに、仏は明かりをささげて、真理つまり仏に導くのです。

引用して返信編集・削除(未編集)

仏教葬では必ず霊前へのご焼香が行われますが、神道葬ではお焼香は行いません。
神道葬では玉串奉奠(たまぐしほうてん)という、玉串と呼ばれる葉のついた枝を神前にお供えします。 慣れない作法ですが、殆どの場合、作法の説明書を参列する皆さまにお渡ししておりますので、ご安心ください。
参考までに

引用して返信編集・削除(未編集)

ご住職ではないですがご説明させて頂きます。
こちらのサイトのファンの一人です。
まず、神道と仏教の違いを理解する必要があります。
二つの大きな違いは「普遍宗教」か「民族宗教」という点があります。
「普遍宗教」にあたる仏教やキリスト教などには経典というような「教え」が存在しています。その「教え」を信じるのであれば人種や国など関係なく、誰でもその信徒になることが出来ます。明確に信じる物や信じる考え方があります。
それに対して「民族宗教」にあたる神道には伝説や言い伝えなどはありますが、明確な「教え」というものがありません。日本で例えてみるならば「八百万(やおよろず)の神」というように自然や自然現象を神格化した神、思考・災いといった抽象的なものを神格化した観念神と数多くの神々が存在すると考えられています。しかしながら、そこには経典や教えは存在していません。そのため人種や国などが違えばなかなか理解しづらいものになる可能性があります。
因みに線香は必要ないですがローソクは必要となります。
ご住職様の意見も聞かせて頂きたいですね
初老のおじさんでした。

引用して返信編集・削除(未編集)

このスレッドに返信

このスレッドへの返信は締め切られています。

ロケットBBS

Page Top