MENU
502,887

スレッドNo.1054

無点句鑑賞

 今回の無点句は29句、100句ですので約30%、大体先回並み。気になる句にご挨拶。

21 平平平平臍下珍内春寒衛門
  驚きました。まず読み方に。へへへへヘソシタ・・・ですかね。寒衛門なるご仁がわからない
 ので何とも言えませんが一概に「御ふざけ」と切り捨てるには何か引っかかるし。作者の意図を知
 りたいものですね。

40 売り家に冬木もつけて売られけり
  面白いですね。普通、敷地内にあれば特別なことが無ければ付属品としての扱いになると。樹齢
 幾ばくかの立派な大木なんでしょうかね。それとも記念樹かも。いずれにしても作者にとって愛着
 のある樹木のようですね。

45 押し沈めても踊り浮く冬至柚子
 「踊り浮く」が 決め手ですね。押しやると寄ってくるし引き寄せるとUターンするし。作者は柚
 子に遊ばれているようですね。幾つかを相手にすると中には反発する柚子もありますよ。私も面白
 くて1週間ほど相手にしていましたが、中には崩れ出すものも有り心を残しながら捨てました。 

70 風避けて湾処にくずす鴨の陣 
  鳥などは目的をもって陣を作るんですね。渡り鳥などは護身のために陣を張り役割も分担してい
 るとか。この鴨もやっと安心できる地帯に落ち着き陣を解いたのでしょう。「湾処に」の措辞が少
 し気になりましたが良い句だと思いました。

76 大寒の小鉢に落ちて二黄卵 
  一瞬「儲けた」と思ったのでは。この句で思い出しました。去年中1の孫娘が「見て見て!」と持
 ってきたのが宿題で作った目玉焼き。何と日本列島そのまま。北海道から九州まで。思わずシャッ
 ターを。この句、大寒が良いですね。中七も良いし・・・無点句には惜しい。

78 返事する声の余所行き春着の子 
  小学校低学年でしょうか。晴れがまし装いにやや緊張気味。知り合いに声をかけられ思わずする
 返事が丁寧語。見守る家族、微笑ましい一コマをうまく切り取りました。  

引用して返信編集・削除(未編集)

21 平平平平臍下珍内春寒衛門・・・無点句
 つづき
  【ちなみに、これは槇田麟二の『珍名奇姓録』に記されていて、住所も「栃木県宇都宮市塙田町」と明らかになっている。
 これに続いて長いのが、渡辺七五三吉五郎次郎三郎衛門(福島県坂下町)、一二三四五六七八九十郎(金沢市南町)
 古屋敷後部屋新九郎左衛門介之亟(山口県) である。(雑学見聞録No.028より)
  なお、現在、ご存命の方では、奈良在住の藤本太郎喜左衛門将時能が最も長い名前だといわれている。】

 だそうです。いずれにしても投句者(作者)には「話題提供、有難うございました。」と申し上げます。

引用して返信編集・削除(未編集)

21 平平平平臍下珍内春寒衛門・・・無点句

この句について気になりネットで調べてみました。実在した人物のようです。
  【正式には、「 平平平平臍下珍内春寒衛門」。 読みは 「ひらたいら へいべいへそしたちんない
  しゅんかんえもん」 である。 昭和初期に、本当に実在した人物らしい。 これは、寿限無などの
  架空の人物を除けば、日本一長い名前であるといわれている。2018/06/09】

   とありました。口あんぐり。何度も読み返してみました。

引用して返信編集・削除(未編集)

21番の句は、私にもさっぱりわかりません。 どう読むのか、どういう意味なのか、お手上げです。
40 売り家に冬木もつけて売られけり この句の作者はアイビーです。
私の家の近所に独り住まいのおじいさんがいたのですが、寄る年波で一人生活にケリをつけることになりました。昨年の暮れ、とある施設に入所しました。今年早々、老人の家に売り家の看板が出ました。その家には1本の柿の木があり、毎年秋にはたわわに実をつけていましたが、最後の年は柿が取られないまま放置され、やがて葉が落ち裸木になってしまいました。買い手はまだ現れませんが、いずれ柿の木も含めて新しいオーナーに引き渡されるのでしょう。

引用して返信編集・削除(未編集)

このスレッドに返信

このスレッドへの返信は締め切られています。

ロケットBBS

Page Top