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スレッドNo.1286

選句評

 真ん中は妻の領分畑を打つ (玉虫) 7 ◎ウグイス、◎ナチーサン、ちとせ、弥生、棚釜

一昨年まで200坪の借地で作物を作っていたが、その1割ほどは妻の花作り用の領地とし、9割部分では20種類ほどの季節野菜を育てていた。 借地料は年間で1万円、10トントラックに一杯分を鶏舎が無料で分けて下さり、牛糞は近くの畜産農家が無料で支給だったので、石灰を購入するだけでしたから、二人の子供達の世帯や俳句仲間や俳句結社の宗匠やお仲間へ分けてやっても余るほどの収穫があった。
 玉虫さんのこの句。 夫婦の作業分担だけではなく、夫婦の動きまでもが見えて、大変共感する句として特選に拾わせて頂い、ナチ―サンも同じく特選とされ、トップとなった。 おめでとうございます。
 通りがかった方が「何時も仲良く頑張ってますね」と声をかけて下さったが、いやいやどうして  作業の進め方の違いや、収穫のタイミングのずれ、施肥の多寡などを巡り、これでも時には大声で罵り合うほどの大喧嘩。 妻が作業を放棄して花畑へ逃げて行ってしまうことなどが何度もありましたね。 今は何もやることが無いし、夫婦喧嘩も少なくなったけど、一抹の寂しさを覚えます。   

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真ん中は妻の領分畑を打つ (玉虫)
 うぐいすさんのコメント拝見しました。うぐいすさんはお言葉が過去形ですので既に現役を退いていられると思われますが、農作業の苦労を経験していらっしゃるので実感がこもっています。今も時には畑に出られているんでしょうか。
 でもこの句体験の無い私でも心に残る作品でした。特に「妻の領分」の措辞が全てを言い表しています。迷わず特選にいただきました。

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