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スレッドNo.1651

アイビーの俳句鑑賞 その1

アイビーの俳句鑑賞 その1
例によってアイビーの俳句鑑賞三原則に基づく感想です。異議、反論大歓迎です。 

走り茶の風にもありぬみどり色 (えっちゃんあら) 
新茶の出回る季節に相応しい、清々しい印象の句になった。風もみどり色と捉えた、えっちゃんあらさんの自由奔放な表現が冴えている。

雛罌粟や町の駐在いつも留守 (そらまめ)
7点を集めた、二句一章の見本のような俳句。駐在所の殺風景な佇まいと愛らしい雛罌粟の取り合わせに魅かれるものがある。そらまめさんは初投句だが、違うハンドルネームで投句された可能性はある。

西瓜苗植えて至福の時を待つ (茶々)
本職のお百姓ではなく、趣味で畑を作っておられるのだろう。西瓜の苗を植え肥料を遣り、収穫までの苦労は大変だが、それだけに収穫の嬉しさは一入だろう。「至福の時」に実感がこもっている。

鯉のぼり孤独の我を見下ろせり (茶々)
鯉幟の句はよくあるが、大抵は勇ましさ、元気を強調して詠むのが普通だろう。この句のように、わが身の境遇と引き比べて詠むのは珍しい。しかも、主体はあくまで鯉幟で、作者自身のことを客体視する手法がユニークだ。欲を言えば「孤独な我を」が深刻になりすぎるので、「淋しき我を」ぐらいに留めたい気も。

初夏を吐く鬼の一手の垂れ歩かな (かをり)
かをりさんの今回のテーマは将棋。全5句に将棋用語を使い、その言葉から派生するイメージを俳句にした。現実の世界、イリュージョンの世界が入交ってのかをりワールドが遺憾なく展開された。それがかをり流の俳句へのアプローチの仕方なのだ。さて、来月はどんな趣向で私たちを楽しませてくれるのか。

乗っ込みの大鯛斧をもて捌く (束束子)
産卵期の大鯛を斧で捌くという何とも豪快な句だ。もっとも斧では捌くというより、むしろ解体だろうか。もともと詩歌は白髪三千丈の世界で、嘘だろうが何だろうが大袈裟なほうがよい。リアリズムも時と場合によると心得たい。それにしても初夏らしく爽やかな句になった。

ワンピース原色の柄夏来たる (無点) 
惜しくも無点となったが、雰囲気のある句。原色、柄、夏来たるがキーワードだから敢えてワンピースに拘ることも無いように思うがどうだろう。
原色の花柄模様夏来たる  とか。

以下次号、不定期掲載 

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将棋尽くし、いけないなと思いました、
安易ですよね。ここのサイトへの忖度の一種でした。
私は棒銀しか指せないけど、だけど将棋は奥深いですねえv
将棋の格言はおもしろく深いです。
ト金寄り外は蝮の騒ぎかな  かをり
早乙女ののちは真青のワンピース  かをり
いいえ、上五はナチーサンの千日手いいかも。
私は蛇は大嫌いです!

おやすみなさいませ。
ちなみに違うハンドルネームで投句された可能性はある。IPアドレスチェックで、私は知ってますけど、個人の自由、まあ粋でないので、しらんぷりしてますw
私はいい句を浴びたい。

引用して返信編集・削除(編集済: 2023年05月16日 23:27)

乗っ込みの大鯛斧をもて捌く(束束子さん)

迷わず特選で頂きました。「乗っ込み」という言葉、今回辞書を引いて始めてしりました。
束束子さんが80センチ余りの大鯛を鉈や斧で捌く様子がよくわかりました。
以前親しくして頂いていた陶芸の先生は(1年前に亡くなられましたが)お魚を捌くのが得意で、丁度鯛を捌いているところに遭遇したことがありました。その時は台所ではなく、庭の真ん中辺りに排水口があり、その上に大きな自慢の俎と自慢の包丁と散水ホースを置いて、40~50センチ位の鯛を捌いている最中。「イヤー、これを台所ですると鱗がとんでもない所に飛んで掃除が大変と女房に叱られたので・・・」と言われ庭でするのだそうです。その時鯛の骨の硬さは尋常ではないことを聞きました。もしかしたら薪割り用の斧を使ったのかも・・・?

私は頂いた鯛が鱗も頭も取ってくれてありましたので、有り難く美味しくいただきました。

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「乗っ込みの大鯛」を拾って頂きましてありがとうございます。義弟が若狭湾で釣り上げた物で77cm,82cmの大鯛ですが、それ以外にも10匹ほど。 嫁さんと捌くつもりだったようですが、余りにも大きくて、道具が無いので私の所に持ち込んできました。
 1尺程度の物ならば簡単に捌けるのですが、2尺を超えるとなると、普通の道具では如何ともし難く、鋸、ハンマー、鉈、斧を使っての、もちろん「解体作業」です。 鱗を剥ぎ取るところから始まるのですが、尻尾の部分の鱗は小さいが、腹部にもなるとい片が1円か10円硬貨ほどもあって、用意に剥がれない。やむを得ず物置に走り込んで農具箱から先の鋭い除草鍬を持ってきて力任せで剥ぎ取ること、約15分ほどで1枚目が終了。2枚で30分。  次の作業は頭を外すことなのですが、殊の外頸部の骨が頑丈で、出刃包丁などでは切れるものじゃない。 鋸を出して引いても切れないので、矢張り用意したハンマーと鉈、斧を登場となる。
 嘘、偽りの無いこと。  鉈、斧でなければこれほど大きな鯛は捌ききれないのです。  結局、頭部を切り離したこの2枚の鯛、一枚は義弟の家、もう1枚は自宅分。  残りは義妹、娘、息子、甥、姪へと郵送ということになった。 
 まだ乗っ込みの季節なので、義弟はもう一回釣行すると言っているが、また2尺を超える大物を持ち込んでくるのだろうか。 ちなみに全部の鯛の処理作業に3時間たっぷりかかったね。

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