もう1句
山荘の目は先を行く夏蕨
山荘へ出かけたのだが、草深い道を歩いていると夏蕨が生えているのが見えた。 という句意でしょう。
ところが、この句の主語になる「山荘」 この山荘に目があるような作り方になってませんか?
中7の部分が作者の伝えたいことのようなので、ここは「山荘」は邪魔なような感じがします。私なら
「山雨来て目は先を行く夏蕨」 としたいですね。
山草採りに出かけたところ、気まぐれな山の天気で、突然パラパラと雨粒が落ちてきた。 身を隠す場所が無いので
道の先へと目をやったところ、夏蕨の群生。 さて どうしようかという焦りの気持ちが入った句に仕上げます。
もしかしたら「山荘」は「山草」の変換ミスでは? 山草の目は先を行く夏蕨だったのでしょうか? ???