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スレッドNo.1811

私の無点句

95 鱗粉を美しくちりばめ夏の蝶
  少しばかり難しかったのでしょうね。  
 蝶々を捕まえると必ず羽根の部分をつまみますね。すると指先に羽根の粉がつきます。この粉のことを鱗粉(りんぷん)といいます。半透明の羽根の部分が羽化した段階で鱗粉に変化し、その模様がその蝶々の独特の美しさを作っているのですが、蝉にはこの鱗粉がありませんから粉が着くことはありません。モンシロチョウ、クロアゲハ、シジミチョウなどの蝶々の種には必ず鱗粉があるのですが、普段聞き慣れない言葉なので、皆さんの心には響かなかったのでしょう。
 そして重要なことは<美しく>のことです。 この言葉を「うつくしく」と読んだ方なら、この句は5・8・5の字余りになるので、選の対象外になってしまいますね。 俳句用語には色々難しい読み方の文字があるのですが、<美しく>は「はしく」と読むのが正しいのです。 りんぷんを/はしくちりばめ/なつのちょう となりますので5・7・5に収まります。
 春先には眠りから覚めた蝶々やモンシロチョウ、黄チョウなど、小型のものが殆どなのですが、梅雨前の、いわゆる俳句上の「夏」が来ると大型のチョウチョウが見られるようになります。勿論小型のものも飛んでますが、大型がよく目につくようになる。 我が家の庭にも時々アゲハチョウがやって来て、庭の草花に止まることがあるので句にまとめましたが、残念ながら無点となりました。
 美しき羽根の模様や夏の蝶  とすれば点を頂けたのかも知れませんが、平凡過ぎるので掲句のようになった次第です。
 

引用して返信編集・削除(編集済: 2023年06月14日 20:19)

子燕さん、すみません、生意気書いてしまいました。
来月もパリッとした句を楽しみにしております。

引用して返信編集・削除(未編集)

鱗粉の美しさを詠んだつもりなのですが、説明で余計ややこしくしてしまったのかな?  トホホ

引用して返信編集・削除(未編集)

ただ今帰環。
ちょっとそれは違うとおもいます。
蝶という季語に美しさがありますので、子燕さんが桜を詠んで、美しき花とは詠まないとおもいます。
羽根の部分をつまんだ感触とか、羽化した姿、それをおよみなれば。
対象が蝿、毛虫なら 月並みですが 鍬先に毛虫の腸の美しき 悲しさよ でもいいんですけど。
あくまでも、俳句は喜怒哀楽の形容詞はむずかしいです、上位の句にはそういう形容詞入っていませんよね。
自分に言い聞かせる意味で。別にHN変えなくてもlいいですよ。

引用して返信編集・削除(編集済: 2023年06月14日 23:02)

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