惜しい一句
下闇やラヂオ近づく音したる
この句は「ラヂオが近づいた」と読まれる怖れのある、少し変な組み立てになっているようです。季語の
「下闇」の斡旋も具合が悪い。 木々が鬱蒼と生い茂って暗闇のように感じられるのが下闇だから
「や」で強調したことで更に具合が悪くなっている。
作者は遠くにあった雷雲が急に押し寄せてきて、周囲が真っ暗になり、ラヂオを点けたら「ガリガリ」と
雷を捉えている情景を句にしたかったのだろうが、組み立てに不慣れのために へんてこな句になってし
まっている。 ここは素直に 「雷の近づく音のするラヂオ」
これでどうでしょうか。これなら私は2点を差し上げたいところですよ。
昨晩の甘酒かほる台所
甘酒は別称「一夜酒」とも言われて7月の季語になってます。一晩のうちに熟して香りを漂わせることから
名付けられたようなので、この句の場合の「昨晩」は改めて句の中に取り入れる必要がないと考えます。
特に読んでみて思うのは「昨晩の甘酒」です。家族で昨夜味わった甘酒という意味なので、後の文字群とに
違和感を感じますね。 この句も素直に 「ほんのりと甘酒香る台所」としてはどうですか。
「かほる」も気になりました。
束束子さんへ
お返事ありがとうございます。
「下闇やラヂオ聞きつつ来る男」
そうなんです。
男の人だったのです。
このように詠んだらよいのですね。
下闇と近づくラジオの音と男、私の気持ちにぴったりきます。
ありがとうございます。嬉しいです。
また、教えてください。
よろしくお願いします。
ヨシ( ´ ▽ ` )ノ
惜しい一句に取り上げて下さりありがとうございます。
甘酒を夜に作って、朝起きたら香りが台所に残っているという状況を読みました。
かほるは香るにすると漢字が続き過ぎかな?と思ったのですが気にしない方が良かったですね。
十七字できちんと伝わるように詠むのは本当に難しいですね。
今後も色々教えて頂きたいと思います。
・・・・・・・・・・あ そういうことなんですか。
それなら「下闇やラヂオ聞きつつ来る男 または女」 ではどうでしょうか。
私はてっきりラヂオの「雷でガリガリなる音」を思ってしまいましたよ(笑)
ま 色々なことを思わせる俳句は良 という前向きな考えもあるということですがね・・・・
これからも一緒に頑張りましょう。
なお前にも言いましたが「ヨシ」は私の母の名前でもありまして・・・・ ジーン
束束子さんへ
下闇やラヂオ近づく音したる ヨシ
この句の事を取り上げてくださりありがとうございます。
俳句を読むということは、難しいですが楽しいですね。そのように読んで下さったのですね。
私は俳句は勉強し始めたばかりですが、いつか佳い句を詠めるようになりたいなと思っています。
今は、見たもの感じたものそのままの句です。
この下闇の句は森林公園を1人で散歩していた時に、ずいぶん歩いて下闇が何やら気味悪くなり何か飛び出てやこないか不安になっていたところラジオの音が近づいてきた。という句です。ラジオに安心したかというと、それも独りぽっちだったのでちょっと怖くて早足になりました。
こういう状況を詠んでみたかったのですが、どうすれば良かったのでしょうか?
もし宜しかったら教えていただけませんか?お願いしますm(_ _)m